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「裏コピー裏話」



勝手にAERA応援団

編集長敬白

この記事は朝日新聞社の許諾を得て掲載したものです。
林志行および朝日新聞社に無断で、
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●ダジャレが大好き、という人間は世の中に結構いるものです。中吊りや新閏広告に載っているアエラの「キャッチ・コビー」への「投稿」がちらほら出てきましたが「信用第一、勧銀かなめ」。兵庫県尼崎市、吉田実さんの作品です。「肝心かなめ」との懸詞(かけことば)がミソだと思います。

 別の読者からは「小池にはまって、さあ大変」。小池容疑者に多額の融資をした第一勧銀を、童謡風に皮肉ったものです。

●「どうなってんねん、動燃」といった怪作を連発している、コピー担当デスクによると、吉田さんの作品は「座布団1枚」。「小池にはまって」は、まあ2枚。「小池」だけで読者がすぐ理解できるかどうか、ここがやや弱い、などと、生意気なことを申しております。

 投稿からの採用は残念ながら、いまのところ考えていません。当分「内作」でがんばります。

AERA 1997年6月9日号 pp.76