【隠れ家】ぼったくりバー

3.ぼったくりバー

人生初。

ぼったくりバー。

 

別に新宿とか池袋の繁華街に行った訳ではなく。

お洒落な街の、大通り沿い。

 

気が付いたら、あれ、ちょっと高かったかなーーって。

 

 

 

最近行きつけの和食屋さんで、このあたりの呑める店の話をしていた。

そしたら、その普通に見える、ちょっとだけ派手な、それでいて駅近くのバーの話に。

 

ひっそりと佇むわけでもなく。

3杯ぐらいモルトウィスキー飲んで、頼みもしないプチ豪華なお通しがあって、8000円。

少し飲みたかったのと、少し酔っていたし。あれっと思ったけど。

念のため、領収書貰って。(証拠として)

ママさんが、外まで送ってくださり、握手までした。

 

その話を行き着けの和食屋さんでしたら、

「あーー。そこは有名なぼったくり―バーです」「幾ら取られました」

「8000円。税込」

「それならば、マシなほうです」「だいたい8万円」「良く警察沙汰になります」

念のため、もう一軒、聞いたら、同じくそこは8万円と。

 

話は、ここで終わらずに。

行き着けのカフェ。椅子を一つ置いて、もう一人の常連さんと。デザイナーの方。

普段飲むところの話になり。そのバーの話に。

「そのとき、たまたま12万円持っていて」「もう少し飲みたいって入って」「どういう仕事か聞かれ」「8万円」

やはり8万円だ。

 

ぼったりバー。

僕は、そのママさんに気に入られたのか?

ぼったくり―バーって、全員からぼったくらないのか?

 

そのバーは、ずーーとオープンしているし、クレームあるけど、本人らは、適性価格って、思ってるかも。

僕も最初に、一杯8000円のがありますよって言われ、酔っているから良いですと遠慮した。

で、安いものが出てきた(年代の若いもの)。

25年ものを散々すすめられたが、かつて持っていたので。

写メをする癖が助かったのか。バーの店の中の全景とか、撮っていた。

 

クライアントの某部長に、「ぼったくりバー行きます?」って聞いたら、かなり引いていた。

ほら、知ってて入ると、怖さは2倍。ぎりぎり、8000円で出られるか。

黒ひげ危機一髪みたいな。

ぼったくりバー。今日も、きらびやかに、鎮座する。


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