【映画】バードマン

4.バードマン

映画 バードマン。

 

かつてヒーロー役で、一世を風靡した主人公。

よりによって、ブロードウェイで文化的な香りを引っ提げて復活したい。

有り金叩いて、脚本・主演の最後の大勝負に出る。

プレッシャーは、マックスに。

 

 

 

邪念であるバードマンが囁く。妄想とも現実ともつかない世界。

マスコミからの容赦ないプレッシャー。

出演者らの複雑な人間関係。

えげつない駆け引き。

売れるためのマーケティング。

SNSなどネットでの評判(バーチャル、未来志向)が、実績(リアル、過去の栄光)を上回る瞬間。

 

一生懸命に生き抜こうとする主人公の姿は、出口の見えない若者、過去の栄光が風化していく中高年、

子育てに明け暮れつつも、いつかは職場に戻り、自己実現したいママらに、勇気を与える。

米国での社会問題を、日本の潜在リスク(イシュー)に置き換えると、光が見えてくる。

 

テクニカル的には、長尺で、一気に撮っている。

そのための緻密な計画と撮影技術。

劇中劇のようなストーリー。映画好きだと、ふふふとなる風刺(パンチ)が効いている。

テーマは悲惨だが、コメディーで仕上げている。

安心して見られる。おススメの一本。

ビジネスヒントも満載だ。

 

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<ご参考>

 

(1)映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』日本版予告編

https://www.youtube.com/watch?v=_XOBBmyYNJA

 

(2)Gnarls Barkley – Crazy  (予告編主題歌のグラミー賞での熱唱)

https://www.youtube.com/watch?v=yA36wU4jgj4

 

(3)Gnarls Barkley – Crazy(墨絵風の動画)

https://www.youtube.com/watch?v=bd2B6SjMh_w

 

(4)Gnarls Barkley – Crazy(予告編の後半に使われたアルバム音源)

https://www.youtube.com/watch?v=Qe500eIK1oA

                                                                                                                                                            

 


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