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永遠なる無駄遣い


永遠なる無駄遣い
コートダジュール、パリ 1997

(1)東京→パリ→ニース - 2/2


<行きのエアフラのサービスは最悪>

 言っちゃあ悪いかも知れませんが、言わせてもらう。たまたま乗った行きのエアフラのサービスはあかんね。エアフラって、噂では現役スチュワーデスの間じゃあ転職先外国系エアラインの人気ナンバー・ワンだと聞いていたんだが、どうなっているんだ。

 お食事中の人には申し訳ないが、トイレに行くとしますね。食事後の飲み物サービスの時にトイレに行くなどして席を立とうものなら、最悪ですね。ワゴンが通路を塞いで通れないから、気を効かせてビジネス・クラスのトイレを借りるとするでしょ。怒る、怒る。お前らの使う権利はない。「帰れ、戻れ」と。でもエコノミーに配置されるトイレの数が圧倒的に少なくて、それでもってワゴンを一々通路の出発点まで戻してもらうのも気が引ける。まして後部のエコノミーが既に行列状態なら、前に行こうとするのが人情というものでしょ。もう。すごいですよ。「戻れ」「不正は許さない」の態度一辺倒だもんね。お腹の痛くなったご婦人とか居たけど、全部一緒。フランスだねえ、と感じた瞬間でした。そうそう、ワゴンを戻すのもめんどうなご様子。少しは客商売なんだから、笑顔、笑顔でいかないものかしら。前の男性カップルにだけは笑顔で全てOKだなんて許さないぞぉおお(プン、プン)。

<休憩時の煙草>

 別にスチュワーデスが煙草吸ってはいかんと言っているわけではないのだが、サービスが悪いのでカリカリ来ていたのに、さらに隠れて煙草を吸っているのには参った。別に隠れているわけではなく、ギャレーの中で堂々と座って吸っていたんだけど、ギャレーと私の席はカーテン一枚で仕切られているだけ。こちらはノン・スモーキングなんだよ。さらに最悪なのは、煙草の灰をゴミ袋に落としていた。そのうち、ボヤになるよ。ウトウトしていたのに煙草の臭いに気がつき、臭いのある方向のカーテン越しに私に見られたのが運のつき。早く改善をお願いしたい。

<カップラーメン>

 そんなエアフラでもユニークな場所を発見。腹の空く育ち盛りの乗客にカップヌードルとおにぎりをサービス。後部座席の近くにある。サンドイッチはかなり旨かった。

<パスポート>

 フランスは国内線でもパスポートや身分証の提示が必須。結構めんどうなんだけど、これが何度も求められる。セキュリティの関係上そうしているんだけど、エアフラからニース行きの国内線(エア・インター)に乗り換える前に入国審査があったのだが、これがいい加減だったので拍子抜けしていたんですよ。そしたらラウンジから飛行機に乗る時にもう一度。その時は既に45分遅れだったんだけど、一人一人身分証を確認する。窓口は一つ(コンピュータが故障して窓口がたまたま一つだったんだが、本当に動作はノロイ)。航空券通して、半券もらって、さぁ、やっと飛行機に乗るぞーーーと思ったら、直前のドアの前で最後の一回が行われた。グループ・ツアーなどで添乗員(ツアー・コンダクター)がパスポートを一括処理(替わりに預かる)場合には大変です。帰りのエアフラでも大渋滞してました。(やれやれ)。

 ニースはバカンスで盛り上がる所なんでしょうが、中年カップルのいちゃつきが半端じゃなかった。その後も、しばしば目撃したが、一番絵になっていたのがこの二人。後ろ姿がサマになっていた。

 なんだかんだで、ようやくニースに向かう。


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