トップへ


永遠なる無駄遣い


永遠なる無駄遣い
コートダジュール、パリ 1997

(2)ニース散策 - 4/5


<シャガール美術館>

 うーん。近代美術館からシャガール行きのバス乗り場が難しく、タクシーも乗車拒否。近いのヤラ、遠いのヤラの中途半端な山の中腹が面倒らしい。まして、駅とは反対方向。道を聞いてみたが、おばちゃんも歩け、15分だと。絶対にもっとかかる筈なのだが、しょうがないから歩き始める。ようやくバスの路線上に出て、バス停を発見するも、後2つ先かと歩き通す。軽い登山かハイキングに近い状況です。疲れた。30分の道のり。

 シャガールの入り口付近で日本人おばさんグループのツアーに遭遇。胸に現地旅行社Mのバッジ。声がうるさく、なんども「シー」の注意を受けていた。入り口の受付。注意する時に使う「日本語」が旨い。注意が日常化してれているんだ、マナーには気を付けよう。おばはんたちはと言うと、日本語が上手ねぇと無頓着。またまた、「シー」。ああ、ここの美術館では既に日本人のイメージが崩壊している。残念、無念。

 シャガール美術館への入り口には、ラベンダーが一面に咲き乱れ、玄関のタペストリーも素敵でした。でもね、なんと言っても見物は左奥の演奏会場。ステージ上のグランド・ピアノの反響板に描かれたシャガールの絵は最高ですよ。ステンド・グラスから紫の光を受け、幻想的。フラッシュ撮影は禁止され、デジタル・カメラでパチリ。雰囲気は出ているでしょ。

 帰りはバス。迷わずバス。すぐに来る。ラッキー。途中のマセナ広場で降りれば良いものを、ニース駅までゴー。明日の下見。駅前はバックパックの若者でいっぱい。駅前は噂通り、やや柄悪いと判断(ローマ駅ほどではないが)。韓国からのバックパック・ツアーの皆さんが目立つ。猿岩石状態は韓国の方が一枚上手ですね。全てにおいてエネルギッシュでハングリーです。


次のページへ
前のページへ
目次へ