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永遠なる無駄遣い


永遠なる無駄遣い
コートダジュール、パリ 1997

(3)モナコ - 4/4


<カジノ&カフェ前の排気ガス>

 いざ、モンテカルロのカジノへ。でも昼飯時は回っている。1番のバス。途中はモナコ・グランプリ状態。グラン・カジノの先で下車。カジノでトイレを拝借。素人用スロットマシンで1000円分だけ遊んでみる。いったん座りかけたが有名なル・カフェ・ドゥ・パリはパス。昼下がりの日光を直接浴びながら、排気ガスと埃にまみれた昼食はちょっと頂けない。

 すこし、海岸に向かい坂道を降りながら、昼飯場所を探すも、排気ガスが気になってダメ。とうとう、徒歩5分のホテル・ミラボーの横のイタリアン通りまで降りてくる。ラ・ピアッツアは昼休みに突入。うーん。昼飯を諦め、バスでニース駅に戻る。そうそう、1番のバスでカジノの更に奥地に入ると、軽井沢とかの保養地みたいな所が暫く続く。こっちの方がよっぽどいいよといいたいねぇ。スペインの南部を思い出す。

 結局、モナコ港レニエ3世プール側のカフェのホットドッグで済ませる。夕食はモナコ駅周辺の幾つかのレストランをピックアップしていたが、歩き疲れたのと、列車待ちの空き時間がやや不安になり早めに退散することにした。

<列車内での携帯電話>

 ニースへの帰り、アメリカ人のサラリーマンがたまたまモナコ駅で友人の女性に出会ったのか、列車内で盛り上がる盛り上がる。とてもすごく盛り上がる。その女性の知人を含めての夜の食事とかドライブの計画を立てていた。それも英語で。あーーあ、と見ていたら、共通の知人に列車内で携帯電話をかけ始め、時間の打ち合わせ。それもつまらないジョークをとばしながら。彼は不動産か金融マンで、女性に仕事の自慢兼商品説明をしていたんだけど、フランス人のたぶん失業中に近い若者が結構頭にきていた。その後、女性はデートの時間を約束して、ニースの手前で降りてしまったのだけど、それからが大変。フランス人の若者が睨みつけ、アメリカ人のサラリーマンもタイミングを外しながら、睨み返す。気になって気になって、どうなるかを見届けたかったが、ニース駅についたので、その後はわからず。うーん。外国では誰もが親善大使。マナーには気を付けたい。

<テークアウト中華料理が胃休めに最高>

 結局、この日はまともな物を食べられずに、食欲も衰退してしまい、中華料理のテークアウトにて退散。胃休めに徹した一日であった。


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