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永遠なる無駄遣い


永遠なる無駄遣い
コートダジュール、パリ 1997

(5)マントン - 1/4


<ビオベ広場の薔薇のアーチ>

 マントンの駅前はそっけない。駅前から右に一本入ると、ビオベ広場に出る。ちょっとした花園になっていて、なかなか綺麗である。インフォメーションはここの広場の左側の2/3程奥の方にあるんだけど、別に地図を貰うほどの町ではない。取敢ずは結婚の間を目指し、コクトー美術館を回り、市場で休憩し、もとの広場に戻ってくるのが解かりやすい。アンバサダー・ホテル、リシュリー・ホテル、ル・ロイヤル・ウェストミンスター・ホテルの外観を撮影。でも町全体がお年寄りの雰囲気ぷんぷんで泊まる程ではなさそうという印象(泊まっていないので、あくまでイメージ)。

<市庁舎の結婚の間>

 コクトーが描いたことで有名な結婚の間。受付(管理人)のおじさんに拝観料を支払って、迷いながら、1階か上階なのかとうろうろしていたら、ふたたびおじさんが登場。じゃらじゃらと鍵をおもむろに取りだし、1階奥の部屋を開けてくれた。どうやら本日の1番乗りのようだ。中は最高。日本語のテープをかけてくれて、しっかりコクトーのお勉強。

 さて、ここからコクトー美術館へはどの道通っても行けるのだが、途中で迷ってはいけない。親切そうなばあさんが道に迷ってるのと声をかけてくれるのだが、かけたわりには、コクトー美術館への道も知らずに、『困ったわねー』の連発。結構、こういう状況に遭遇したけど、やはりここは国際親善。相手の気持を裏切らずに、しっかり感謝の礼を言う。これが結構疲れるので、道は絶対知っているとの余裕の表情を浮かべながら、町中を散策することにした。


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