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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末
永遠なる無駄遣い

7/18頁 ★ ザルツブルク(1/3)

<またまた世界の車窓から> 

 慌ただしくもインスブルクは終了。まぁ、あとは美術館見て、箱根みたいな所のホテルに宿泊するぐらいがインスブルクでの過ごし方かも知れない。途中にあったスキー場とか、冬に来ればいいか、歳取ってからもう一度来るだろうなぁと。でもこのぐらいが丁度いい。

 駅の標識は分かり易い。特に車両案内(6-E)は、乗る車両によって、どの辺りかが一目瞭然。日本(JR)も意味不明の標識(駅員にだけ理解可能な記号)を電線のように張り巡らした線の上から吊す方式ではなく、こういうカラフルな奴を作ってみてはどうか。並ぶべき場所にピタリと並べた。

 見納めのインスブルック。駅から山々を望む(6-F)。遠くの山が昨日登った所である。途中の車中からの景色(6-G)。ドイツっぽい景色。だんだんと平地と川という組み合わせに変わる。(それまでは、山と湖と滝かな?)。


<ザルツブルク>

 ザルツブルクまでは2時間。東京から日光という所か。ザルツブルクは塩の街。それと音楽祭。モーツァルトの生まれた所でもある。

 ホテルはアメリカ資本に買収され、コンピューター管理が行き届いたホリデイ・イン。フロントに日系人が。ご主人と結婚して、こちらに定住されているよう。少しテキパキ過ぎて、うーーん、他のヨーロッパと異なりオーストリアはドイツ系かと納得。だけど、後で解ったのだが、これはフロントが電話を受け継ぐために、動作が慌ただしくなっているためのようだ。


 象徴的なのは、このシステム。シャンプーとリンスが詰め替え瓶のまま、壁に張り付いている(9-C)。勿論、見習うべきモノであり、昨年のニースやシンガポールで見つけた節水への協力と言い、こう言った資源節約型のホテル経営が大事である。

 洗面台の前にはドイツ語と英語で、何か必要なアメニティはフロントかハウスキーパーに申し出れば、直ぐに持っていくと、メモが置いてあり、この点については特に違和感はない。(あ、基本的にスッキリ、まとめてあるし、シャワー関係が綺麗に改装されているからであり、ボロいホテルでやると逆効果なので、念のため)。

 着いて早々、近くのミラベル庭園を散策(6-H)。モーツァルトは有名になった後で、生まれた家(旧市街)を離れ、この近く(新市街)に住んでいた。何とも言えない雰囲気であーーる。

 良く良く聞くと、ここは国王が若い愛人のために建てた別邸のようで、道理で力が入っているわけだ。メルヘンチックだけど、あまり興味なし。今ではコンサートの会場として夜な夜な使われる。



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