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永遠なる無駄遣い

海外逃亡顛末記 その2(98年9月)
永遠なる無駄遣い

通貨危機を探る〜#1-2 九龍島側(98/9/15〜19)

<四川飯店の味>

 取りあえず、JWマリオットにチェックイン後、あちらこちらのクライアントとアポの最終確認。急遽中国出張から帰ってこれそうだとの日系電機メーカーの現地責任者の秘書との打ち合わせなどで慌ただしく午後のスケジュールをこなす。

 さて、腹が減ってきて、とにもかくにも飯を食べようと、香港の町並み紹介がてら、九龍半島側に地下鉄で移動。既に三越は撤退して、デューティー・フリー・ショッパーズが跡地を利用していた。まぁ、色々と観光やら、ショッピングやらと初めて訪れた観光客としては移動しなければ気が済まないところだろうが、オイラとしてはスターフェリーの船着き場の隣のショッピング・アーケード「オーシャン・センター」がお薦め。

 行きつけのレイジー・スーザンを覗き、後はムーディー・ロードをつっきって、ホテル日航の方にひた歩く。目的の「四川椶菜館」はそのムーディー・ロードを挟んだ向かい側である。

 取りあえず、冷盤というクラゲやら牛肉のスライス、海老の三色珍味みたいなものでビールを流し込む。汗が両脇にべっとりと来そうな湿気のなか、冷房にあたりながらのビールは格別。まだ、到着後数時間しか経過していないのに、仕事帰りのお疲れ会がスタートしている。

 牛筋の煮込み鍋は絶品。期待していた通りの柔らかさであり、香辛料は本場そのもの。

 間違えて頼んだのだが美味しかったのが、海老を炒めた辛い奴。本当はさっと湯通ししたのが美味しい。たぶん、油で炒めた奴を注文すると塩味オンリーの奴が出てくる。


 後は、餃子とか肉まんが美味しい。今回は水餃子を注文した。

 この店、ツアーでも利用され、日本人好みの味付けも可能なようだ。トータル8000円ぐらいだと記憶するが、3人で割れば、一人2800円と格安である。

<究極の飲茶屋さん>

 スター・フェリーの隣のオーシャン・センターにある飲茶屋翠園は、昼頃のランチに持ってこい。昨年、返還前の香港を訪れた時に、「セルッティ1881」の店員に聞いた店。彼女達が昼御飯、ちょっとしゃれ込む時に使う店なのだから、美味しいに決まっている。

 昼過ぎといっても、彼らの昼休みは12時半や13時半と少し遅めなので、12時過ぎならば問題なく入れる。最初は、何を注文して良いか解らないだろうから、ワゴンの中の篭を一つずつ開けて、指でさせば良い。あまり、海老餃子だけを注文してもお腹が膨れるだけだろうから、ペース配分も忘れずに。

 デザートに食べた暖かい豆腐はニガリを入れない豆腐の赤ちゃん。いったん食べると病みつきだ。



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