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永遠なる無駄遣い

海外逃亡顛末記 その2(98年9月)
永遠なる無駄遣い

通貨危機を探る〜#2-4 ラッフルズ・プレイス周辺(98/9/19〜23)

<金融監督庁> 

 今回の目玉は金融監督庁との意見交換。事前に日本での記者発表やら、英文による質問状を送付したせいか、相手方は総勢6人。それもそのはずだ。日系企業のシンガポール進出を歓迎しない手はない。まして、シンクタンクとして中立的な立場からの情報発信をお手伝いしようとしているのだから、協力体制もすこぶるよい。

 入退室は、ID磁気カードを利用し、フロア毎に発券するようだ。事前にアポを入れてあるが、受付で名刺を提出。名簿上の人員と名前を確認し、一人一人カードを頂戴する。このあたり、名刺一枚をちらりと見せればフリーパスの日本のお役所とは違う。もちろん、日本でも人相とかの確認はしているのだろうが、レベルが違うぞ。見習うべきであろう。

 まぁ、こういうことを書くと、役所は開かれているべきだとの反論を頂戴するが、それは意味が違うだろうにと言いたい。入室はフリーパスでも、内部で証拠隠滅していたら、開かれていないのは誰でも解ろう。

<ボート・キーのインド料理屋>

 ラッフルズ・プレイスは官庁オフィス街。大手会計事務所PWとの意見交換の後、さて、飯を喰うべかと、川沿いのボート・キーへ。クラーク・キーと並ぶ再開発ウォーター・フロントのメッカ。綺麗な店が川沿いに所狭しと並ぶ。こちらの方が規模は小ぶりだが、料理の味は変わらない。


 スタッフと、それぞれ所有のガイドブックを見比べ、どのガイドにもある名前に決定。インド料理のKINARAにした。お店は全体の真ん中当たり。河に面しているが、お昼時は、二階に通され、冷房の効いた部屋で快適に食事をする。

 一人あたりの単価は2000円前後だろうか。野菜カレーとカニ・カレーは共に絶品。ナンはプレーン・タイプが美味しかったが、ガーリックの奴もなかなかいける。これに、タンドリー・チキンを頼み、マサラ・ティー(いわゆる本場のミルク紅茶)を注文し、食前にタイガービールを飲んで、3人で6500円前後。満腹、至極幸せ状況で、ダイエットはどこへやら。


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