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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末記'98ニューヨーク、バミューダ、シカゴ
永遠なる無駄遣い

4/10頁 ★ ニュージャージー(98#1)

<アウトレット>

 到着の翌日は、コロンブス・デーということで、ニュージャージーのアウトレットを定点観測。ニューヨークからは車で一時間くらいでしょうか。行きに乗ったJALのクルーも5人程で来ていた。

 Woobury Common Premium OutletsはCentral Valleyにある。ありとあらゆるブランドがアウトレットとして進出しているが、あまりの商売の良さに出遅れていたブランドも一気に押し寄せ、まだまだ発展中だという(現在250店舗ぐらい)。

 ポロやナイキなどはすっとばして、気に入ったのはダンヒルの時計(数年前の記念時計の売れ残りが半額)、バーニーズ・ニューヨーク(本店と同じ商品が3割引き〜半額)、ハートマンの鞄(殆ど半額)などなど。旅行鞄のサムソナイトなども大きなテナントを構え、凄いの一言である。サムソナイトなぞは、百貨店に卸すよりは、自前のテナントを展開という感じですね。




 日本でもようやく首都圏(横浜)にアウトレットが出てきたが、まだまだ安かろう悪かろうのイメージが強く、あと数年は待たねばならない。こういうアウトレットは、この系列だけでも全米でかなりの範囲に広がっている。コネチカットにボストンにアトランタ、カンザスシティ、サンタフェ、ポートランド、ホノルル、カリフォルニアと多方面に展開。

 ちなみに、皆さんが行きそうな観光地での同系列は、

ホノルル
Waikele Premium Outlets, Waipahu, HI ・(808)676-5656
LA
Camarillo Premiumu Outlets, Cabazon, CA・(805)445-8520
SF
Petaluma Village Premium Outlets, Petaluma, CA・(707)778-7452

などがリストに挙げられる。(但し、全てが同じ規模ではないので、あしからず)

<甥っ子>


 うーーん、いつもは家族とか家庭とかはあまり意識しないのだが、ファミリーというか一族は最近、無機質なオイラに興味津々。

 甥っ子は、ニューヨーク在住。まだ4才。ようやく今年から年少組に入った。ニューヨーク生まれなのだが、3才までは中国語のみで育てられたようだ。両親に、幼稚園に入れるにあたり、英語が出来ないからといじめられなかったか、心配でないかと尋ねたら、だいたい、現地のアメリカ人でも小さければ英語が話せないんだから、気にすることはないと。

 その通りですね。2週間もすると、苦節十何年の両親よりも完璧な英語を話せたそうで、本当に子供の学習力は凄いそうだ。

 この甥っ子、オイラに興味津々。幼稚園で国際化というか、日本人、韓国人、中国人という概念を覚え、友達のマイケルは韓国人、スミスは日本人、キャサリンは中国人といろいろ説明してくれた。

 で、たぶん、お母さんに日本から伯父さんが来ていると知らされ、はて、何人なのかと困ってしまったらしい。半日程、一体何者かと判断に困ったらしいが、高級住宅街に出来た高級レストランでいきなり飲み水の中に塩を入れて、飲めと来たもんだ。

 どちらが家族の中で序列が上かを見たかったのか、それとも悪戯好きの血筋を引いているのか(当方、幼稚園退園です。園長先生の命令で.....)。2回も飲まされたが、「ソルティーーー」とディズニーのアニメに出てくる悪い人の声で唸ったら、大はしゃぎ。すっかり手下にしてしまった。


<ニューヨーク情報を企画中>

 そもそも、この甥っ子の親も変わっている。この二人、同級生の駆け落ち組なのだが、オイラの親戚(男性)の方が、母親に奨められた華僑系財閥の娘とのお見合は嫌だと、アリゾナかどこかに行って結婚することを決意。何気ない顔して、ハイウェイの途中で、国際電話使って、あちらこちらの国に居る叔母さんらに今から結婚しますと了承を求める電話をかけまくったという逸話の持ち主。

 そうそう、彼はコンピュータ(修士)が専門で、彼女は公認会計士なのだが、双方ともに就職して2年ほど小銭を貯めたらさっさと大企業を辞めてしまった。まずは生活を安定させ、子育てをということで、セントラルパークのアメリカ自然史博物館の裏通り(79St.)でCAFE 2000なるお店を始めてしまった。生活の安定のためにお店の方が良いというのは、それだけ外国人が米国の社会で暮らす大変さを表している。金持ちになるには、こういう努力が必要だと語っていた。そして、CAFEはというと、本人の意図とは別に、朝食屋としての評判は上々のようで、ようやく一息つけたとのこと。なんでも近くに、日本人専門の長期滞在ホテル(チェスター・ハウス)があり、日本人も多く来るらしい。

 そういえば、彼と久々に色々なビジネスの可能性を話していて、少しコンピュータの調査関係の仕事を始める予定でいるらしい。あのCAFE2000はそのままにして、米国のコンピュータに関する調査会社を始めるようだ。ターゲットは日本を含むアジア全域。調査関係の報告書は、当方の専門なので、インターネットで何かそのうちやることにしている。

 当バーのためにも少し、ニューヨーク最新情報をアップしてくれるよう頼んでおいた。旅行や新規事業関係に関するトレンドを伝える専用ページでもつくろうかと企画中。乞うご期待。



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