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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末99#7
北イタリアで優雅に過ごす

永遠なる無駄遣い

(2)フィレンツェ - 4/4


<レストラン>

 毎食外食だと、胃もたれする年頃(ナイスミドル)になったので、休み休みの食事になる。昔は、現地に行って、日本食を食べる奴は馬鹿だ、ダサイと考えていたが、それよりも体調を調整し、日本にいるときと同じ状況で生活することの方が大事であることに気がついた。

 とは言っても、日本料理屋に行ったのでは話にならない。料金設定が、地元の企業人の接待価格だからだ。で、一番のお奨めは地元のテークアウトを身ぶり手ぶりで買うことと、中華料理屋を見つけること。中華料理はどこでもリーズナブルで現地化しているのでとても楽であーーる。

 今回は比較的頑張って食べたのだが、高い店は昼に回すとコスト削減に役立つ。

 パウリという店(Via de Tavolini 12R)のフィレンツェ風ステーキ、リゾットなどは美味です、お奨め。


パウリの店内。フレスコ画があり渋目のレストラン。

 それとCavourホテルの少し上(同じProconsolo通りの55R)にあるレ・モサッチェのオーソブッコ。ここも昼時に行きましたが、開店直後(12:00)に行かないとダメ。すぐに行列ができる。地元の警察官とかも行くお店である。


昼時でも行列が出来るレ・モサッチェ。

店内にはプロシュートがぶら下がる。

 個人旅行とかJTBワールドガイドとかに掲載されている店めがけ、オイラを含む日本人の多くは殺到することが多いと思うのだが、流行っているところに大勢で押し掛けると、まずは隅っこに追いやられる、いやな顔をされるなどなど欧州での(日本蔑視的な)対応には閉口する場合があるので要注意。そういう時には迷わず、ケッと言って店を出れば良い。特にミラノはひどい。行った店の対応は、気分次第で全部ばらすのでお楽しみに。

 おお、それと夏休み(7月の20日過ぎから8月末)には、小さくておいしい店は閉店している。たぶん、相当儲かってくたびれているから、休みだリゾートだ海外だと脱出し、観光客を一年中は見たくないということだろうけど、こういう店はおいしい(はずだ)。

 閉まっていて残念だったのは、イル・ラティーニ(Via dei Palchetti 6R)。地元の人もおいしい店だともっぱらの評判であった。

 あとは、確認したが、ちょっと昼でも怖いシチュエーション(半地下)であるとか、よほどワインにうるさい人でないとちょっとパスの店(ベッキオ橋のやや下あたり)とか、交通の便がすこぶる悪いとかで難あり。

 オイラ的には、サンタ・マリア・ノベッラ広場前の中華料理屋に通うことが多かったが、これは日本での無理がたたり、胃休めを余儀なくされたから。そうそう、広場に通じる裏道に、何とか賞とかを受賞したステッカーを貼ってある外国人が行くはやりの店がある。道的にはBelle Donne通りあたりであるが、夜遅くはそう言った細い道は通るなとは地元の人の伝言でもあーーる。念のため夕方がベストかも。

<おまけ..お店>

 有名ブティック関係はどうということはない。ミラノまで「お預け」の方がが荷物にならずに良いのでは。

 唯一、お奨めは、ボッテガ・ベネッタ。メンズものは、グランド・ホテル横(アルノ川沿い)がお奨め。最近、フェラガモ博物館横にもできたが、系列が違う。ミラノでは手に入らないものは、グランド・ホテル横でそろえるべし。まぁ、そんなところか。

 それと文具の好きな方は、老舗のPineider(Piazza della Signoria)の2階がお奨め。時間があれば、名刺作りとしゃれ込める。鞄はやや高いが質は良い。メンズでルイビトンではちょっとという人には良い。場所は、シニョーリア広場前である。

 いずれにせよ、フィレンツェは、スリに留意して、美術鑑賞としゃれ込むべし。


イタリアの新聞は
つるすタイプが多いらしい。