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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末99#7
北イタリアで優雅に過ごす

永遠なる無駄遣い

(3)ベネチア - 5/5


<3日目&4日目〜プール・読書・海辺の散策>

 せっかくの滞在型リゾート。あんまり本島に行くと、いったい何しに来たという思いも多くなろうと、3日目、4日目はホテルのあるリド島だけで遊ぶことにした。

 3日目ともなると宿泊客のおばあさん、おじいさんとも顔見知りに。皆さん長期間滞在することで話相手を探すことも必要としているようだ。

 ホテル・デバインは、道路の反対側にプライベート・ビーチを持っている。大きめの犬小屋というか、2.5畳程度のスペースは着替えたり、貴重品を入れたまま鍵をかけられたりととても便利。


ホテル・デ・バインのプール
3つある中のメインのプール

プライベートビーチからホテルを臨む

 ベネチアは運河だらけで直進道路がないので、海岸や砂浜を求め、地元の人も週末はリド島に遊びに来る。おかげで、ローカルバスは江ノ島並みの込みようである。
 このバス、時刻通りの運航とは行かず、満員のぎゅうぎゅう詰めで5ドル近くもかかるものだから、前出のイギリス人は信じられない、高すぎると文句を言っていた。

 結局、滞在型リゾートの極意はプールにありと見つけたり。

 実は、イタリアは7月にはホテルが安くなるオフシーズンに突入する。但し、このリド島は例外。海岸はあるは、滞在型ホテルがあるはで、買い出し用のスーパーは大にぎわい。

 おいらも買い出しに出かけ、見つけたのが肉屋さんのロースト・チキン。ちょっと塩辛いが、肉がジューシーで昨年見つけたスイス(チューリッヒ)の焼き鳥に負けず劣らずの味であーーる。でもスイスが一番であることに変わりはない。


リド島の肉屋。鳥肉とリゾットのコロッケが美味

<ショップ>

 ベネチアは狙い目のバーゲン・シーズン。特にアルマーニとかのバーゲンには、リド島の金持ち滞在者が朝一番で出かけ、昼前にはお目当てのものを購入しさっそうと戻るシーンを目撃。

 イタリア旅行ではベネチアの後にミラノへ行くコースが一般的だが、荷物になるからといってミラノで全部を購入するのが正しいとは限らない。はっきり言って、ミラノは荒らされており、日本人観光客への対応が大変荒っぽい。これは客側にも問題があるのだが、店員が説明不足だし、横柄。日本人は全てお上りさん扱いをするので、買わずに出てくることも多い。

 その点、ベネチアは小さな島であり、観光に夢中になる買い物客を引き留めようと一生懸命というか敷居が高くない。かさばらないものは、ベネチアで購入するのも一計のようだ。特にブルガリでの両都市の対応の違いにはびっくりした。


リネンショップ「イエズルム」のマダム
とても優しい

ショップは2軒あるが、
サン・サルヴァドール教会に
近い路地にある方が選びやすい