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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末00#3
マレーシア・シンガポールの旅
永遠なる無駄遣い

(1)クアラルンプール - 2/3


 
<サイバージャヤ>

 ということで2日目からは、マレーシアのあちらこちらで早朝より意見交換。

 外国製造業へのインセンティブの問題やらドットコムなどに関するプランニングなどのアドバイスやら。こちらの人にしては珍しく、昼食抜きで当方との意見交換に勤しむ。

 空港近くの、マハティール首相が提唱するMSC(マルチメディア・スーパーコリドー)計画の中心地までタクシーを飛ばし、入居企業へのインタビュー。

 ここに関する批評はいくつも耳にするが、アジアでまったく新しい多国籍企業の誘致ならびにコミュニティの創造を模索するのは同国のみ。

 あと5年もすれば立派なインキュベーション施設として完成することを確信する。

 隣接するホテルは、98年のAPEC会議で使われた場所。ハイテクながらにリゾートの雰囲気たっぷりで、仕事をするには好都合。




 

コテージ風の建物は事務所および研究所

緑に囲まれ環境は抜群だ

<白線をまたぐ運転>

 台湾の高速道路では、我先に車線を奪う車の行列にハラハラドキドキ胃を痛くする。お国柄のせいかここはそれほどでもない。車線が4つもあるせいだろうか。でも気になるのは白線をまたぐこと。

 あとでわかったのは、運転手が携帯電話をかけたりするときに、カーブで白線をまたいでしまうらしい、やや怖い(えーーと携帯は運転中に禁止されているが、やはりこっそりというところか)。

 それと“お手製”のイヤホンを使っているおじさん運転手がいた。材料は古い聴診器の管(チューブ)。結構使い古していて渋かったが、会話しながらの運転が怖かったのも事実。白線をまたぎ続けた。

 それとなぜか、バイクも50CCが走っていたり、恐ろしく遅い車がいたり。

 
<雨男健在>

 午後のアポに備え、早めにタクシーに乗り込むも、突然の土砂降り。

 普段のスコールよりもひどいよと運転手に笑われてしまった。タクシーのワイパーがちぎれそうなのが印象的であーーる。


<NTTの社員食堂>

 KLでは昼の1時頃に渋滞が起こることがしばしば。ということで、早めにアポ先に向かったものの、少々早すぎてしまった。

 


 食べそびれていた昼食を社員食堂でちょうだいする。これが結構うまかった。近くのオフィスからわざわざ食べに来る人もいるとか。

 2時間ほど、トップへの質疑と意見交換。

<リゾートホテル・ショッピングセンター>

 さて、KLへの帰り道、3年前にオープンしたという「サンウェイ・ラグーン・リゾート」にてマーケティングと称する息抜きを敢行。このあたり、高級住宅街に近く、入口からしてディズニーというか、スフィンクスしている。アラブ系のお金持ちが滞在する人工リゾートだが、これは日本人の嗜好とは少し違うという感じ。

 ショッピングセンターにはスケートリンクがあったり、コンベンションセンターを併設したりと、なにかのイベントで宿泊する時には便利のようだ。

 ホテル横のプールや遊園地のスケールは確かに驚きの規模だ。吊り橋を目の前に火曜サスペンス劇場のテーマソングを口ずさむ。