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(2)KLからシンガポール、そしてペナン島に - 3/3<ペナンに> さて、日曜日の昼下がり、シンガポール航空でマレーシア・ペナン島へ。わずか90分の飛行中にジュースと軽食(麺)とコーヒーと、なんと3回もサーブがあった。スピード感あふれる身のこなしで、サービスは完ぺきである。不景気とはいえ、見習うべきスタイルだ。 <タクシーチケットは税関出てから> ペナンはクアラルンプールとは異なり、空港ゲートの外に出てからタクシーのチケットカウンターがある。行き先(地区)、ホテルまでの距離に応じて事前に支払うしくみ。旅行者には安心のシステムだ。 ところで、マレーシアのタクシーは少々運転が粗っぽい。しかも、ペナンはカーブや坂の手前での追い越しが怖い。ダブル追い越しもあるし、追い越し途中に前の車も追い越しにかかるなどを「体験」した。聞いたところによると、車内に忘れ物をするとなかなかというか、出てこないらしい。 ただし、ペナンの産業育成が好調なため、物取りは少なくなってきている。トランクに預けた手荷物の数を確認し、自分で責任をもって持ち出すのが良い。 <それでも仕事が待っている> さて、一夜開けて新しい週のスタート。リゾート地のステイとはうらやましい......と思うことなかれ。ペナンは東南アジア有数の電気・電子機器メーカーの生産基地でもある。
こんなリゾートホテルに宿泊していながら、朝の9時から、インタビュー開始。結局、一日に3社以上を回り、投資環境と組織戦略に関する意見交換を行う。
仕事から戻り、夕方の海辺を散策してみた。海はそれほど透明感がないのだが、夕焼けは独特の赤みを帯びていて、すばらしい。海岸に数頭の馬を発見。乗馬を楽しむ観光客がちらほらいる。 ところで、どうでもいいが東洋人と見れば日本語で話しかけてくるのもなんだかなぁ。日本人の出しっぷりがいいからだろうが、そろそろ我々旅行者もめりはりのきいた対応が必要だろう。サービスの良い時だけ、チップを払い、嫌なことにはノーと言えることが大切だ。
極めつけは水上バイク。中近東からのおじさんが全身黒いベールのような“アバヤ”をまとった奥さんを乗せて海の上を爆走。結局、ふたりとも波でビチョビチョ。 中近東からの旅行者がいる場所はクオリティーの高いリゾート地だと言える。彼らはむやみやたらとお金を使ったりしないから、それなりのサービスのあるところと思えば良い。 それから、ここのリゾートは年配の老夫婦が多い。また、欧米人の家族客が多いのだが、大半はシンガポールから休暇を取ってくる人のようである。 <ペナン空港> クアラルンプール空港は近代的であったが、ペナン空港はこじんまりとしていて、だいぶ老朽化している。少し、東欧の空港のような雰囲気がある。空港内にある土産店もやや貧弱なので、日本への帰国の際にいろいろ買おうと思っていた人は少しがっかりするかもしれない。 ただし、錫製品(ピューター)はシンガポールよりもマレーシアの方が2割近く安く、どうせブランド品を選ぶならばマレーシアサイドで購入すべきであろう。 ここから再度シンガポールに入る。アポ先のスケジュール優先とはいえ、空港を出たり入ったり、大変であーーる。
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