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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末00#3
マレーシア・シンガポールの旅
永遠なる無駄遣い

(3)ふたたびシンガポールに - 3/4


<ラッフルズ・プレイス>

 日本でも撤退が報じられたそごうがシンガポールで唯一守る最後の砦。しかし、6月いっぱいでテナントの契約が更新されず、撤退することに。

 この一帯は、7月から地下街がオープンし、サンテックシティまでブランド・ショップが居並ぶことになる。もう雨の日などは便利そのもの。ラッフルズ・プレイスは、ラッフルズ・ホテルとは通り一本挟んだ所にある。

<アートフェスティバル>

 シンガポールではミレニアムを記念してイベントが目白押し。ちょうどこの期間はアートフェスティバルが開かれており、街頭でのパフォーマンスやバンド演奏を多く見かけた。

 当日のラッフルズ・プレイスに珍しく人だかり。見れば、ショーウィンドーの中に全身青く塗ったパフォーマーが、二体の人形と一緒に、自らもマネキンに。デジタルカメラを近づけたら、ポーズを決めてくれた。何でも数日間やるらしいが、芸術も大変だ。


ウィンドー前は人の渦で大混乱。

気さくにポーズを決めてくれる

<レイガーデン>

 
 結局、チャイムス(通り挟んだ反対側)にあるレイガーデンに。こちらに来るときは必ずといっていいほどお世話になっている上品なチャイニーズ・レストランだ。

 ここの冬瓜スープは大きい奴だと予約が必要。小さい奴でも直ぐにソールドアウトなので、座席の予約時に同時に申し込むと良い。

 電話での予約が苦手ならば、昼過ぎにショッピングついでにレストランに出向いて予約。19時頃までラッフルズ・ホテルとプレイスのかけ持ちショッピングなどどうだろう。

 レイガーデンの中にはオイラのお気に入りの店がある。実は3年前、何気なくオシャレな雰囲気のこの店に入ったところ、店のオーナーと意気投合。

 開店してまもないので..........というから「絶対人気でるから大丈夫」とエールを送った、といういきさつがある。こじんまりした店構えだが毎回必ず「買いたいモノ」が見つかる。

 今回BGMにかかっていたCD(m.peopleのベストアルバム)もナイス。


冬瓜スープは是非お試しあれ


ショップ名はピーター・ホー・エボリューション

<ラッフルズ・ホテル>

 
 シンガポール最上級のホテルで午後のアフタヌーン・ティーをというのがお決まりの観光コースのようだが、カフェには入ったことがない。ホテル・アーケードのショップはやや観光客慣れしていて、どの店も入りづらい。

 そうそう、前回お奨めしたロレックスのクロノグラフ(定価65万円、日本でもプレミアムで90万円台強)は若干値が落ちついてきたが、それでも新品の黒が87万円だとのこと。



 ロレックスは今年の秋には新作の投入が予定されており、出来映えによっては値が下がることもあるので、まだ購入するタイミングではない。

 徐々に値を下げていることを考えると、次のモデル(ステンレス)はなかなかの出来映えのような気もするが、この辺はヨーロッパへの逃亡でチェックしたい(おいおい、またかと嘆かない。次は9月を予定にしている)。

<ミケランジェロ>

 最近覚えた悪い癖は郊外にタクシーで出向き、イタ飯を食べること。観光局でのアポを終え、次の出版社との約束までの時間つぶしに、再度ホランド・ヴィレッジへ。

 ミケランジェロのイタメシが素晴らしいとの情報を確認すべく、いざ出撃。出版社にはカジュアルなビジネストークに出かけるため、昼から少々のワインもおとがめなしと勝手に判断。なかなかのお味でした。

 店内の天井、壁にはミケランジェロの代表作が描かれているが、若干、昼間だとロウソクの間接照明が暗い感じもする。

 実は、はっきりした場所がわからず、通り掛かりの女性に尋ねたところ、「直ぐそこだけどよかったら送るわよ」と愛車のジャガーを目の前に言われ、そこまでは.....と丁重にお断りした。

 でも、華僑の金持ち、どこの国でもフランクで、ぶっとんでいるから結構好きだ。




ホランド・ウィレッジにはレストラン、カフェ、雑貨屋がたくさん

<出版社>

 実は以前、某米国系出版社から、日本での書籍審査を頼まれたことがあり、現地オフィスを表敬訪問。日本で出版された書籍の中で、自薦他薦含めてめぼしい本を英訳する必然性があるか、内容から判断して売れそうか、対象読者はなどとアドバイスするもの。ついでに上梓したばかりの「日本版ドットコム」を一冊謹呈。出版会社の最新事情をヒアリングしつつ、倉庫の中のSCM(サプライチェーンマネジメント)を見せてもらう。

 日本をでてから1週間、さすがに疲れも出始め、シンガポール最終日にもかかわらずホテル近くのスーパーでパンを購入し、最後の晩餐とす。