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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末00#5
ベネルクス三国の旅
永遠なる無駄遣い

(5)ブルージュ 3/3


<嵐の一夜>

 前日の予感的中。金曜夜半から凄い嵐と雷となった。でたぁ〜、雨男、まだまだ健在である。停電を繰り返し、夜中には笛がなる。気のせいかと思ったが、ちょっと事情はわからない。とにかく笛が二度ほどなった...。

<グルーニング美術館>

 明け方になっても雨は止まず、隣のグルーニング美術館までの間にびしょぬれ。

 メムリンクやヤン・ファン・アイク、ボッシュなどフランドル絵画をたっぷり観賞する。ボッシュはブリューゲルに影響を与えた人物で、彼の絵にはカエルやら魔女やらゲテモノが登場することで有名。


<カリヨン響く雨上がりの街>

 あまりの雨に昼はテークアウトで済ませる。そのまま、ホテルでだらだらオリンピック観戦。日本にいれば、やはり日本人が活躍する競技ばかりに目が行くが、今回はオランダやベルギーなどの選手を中心に見たので、これまでに積極的に見ることがなかった競技にも触れることが出来た。実にいろんな競技があるのだ。

 夜はドイツ料理屋のクルードハウスホフへ。スープとチキンで胃休め。

 マルクト広場を抜けて、ホテルへ。街のシンボルでもある鐘楼のカリヨンが鳴り響く。  今日は天気が悪すぎた。残念だが、オイラ的にはおとなしい一日で終わる。



――― ※ ――― 雨も止んだ翌朝 ――― ※ ―――

<ベギン会修道院>

 昨日の雨も止んで、早朝ベギン会修道院方面へと散策に出かける。「愛の湖」は緑に囲まれ、白鳥が静かに水面を泳ぐ。その名の通り、ロマンチックな場所である。

 湖から程近いところにあるベギン会修道院は、世界遺産に指定されており、訪れる観光客も多い。木立ちの奥に修道院が見え隠れして、空間がとても綺麗であーる。