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フンシャル 2/2
<フンシャル> あの大変な時にすらAERAの駄洒落を思い付く。「逆噴射る。」マデイラの中心はフンシャルだ。ようやく着いたときには、午前中のアポの時間は過ぎていた。せっかくここまで来ていながらもったいない。残念だ。でも空港自体が閉鎖されていたのだから、仕方がない。ホテルはどこもマデイラで足止めを食らっていた客で大混乱だ。
<夕食> 初日でまだ慣れないことから、日が暮れる前にホテル近くへ戻る。数軒あるレストランのなかから、早くから人の入っている気楽な店へ行ってみた。リージェンシーの向かいにあり、ツアー向けには人気があるようだが、店員の対応が遅い。狂牛病のおかげでビーフを食べる人は少ない。
出遅れた場合、ちょっと東洋人だと気がひける。高級レストランやリストランテではビジネス途中かとも見受けられる背広組が談笑している。
ようやく仕事だ。朝から晩までアポイントが入っていて、空港近くまで行ったと思いきや、街中に舞い戻ってきたりと、島内を一日で駆け回った。
昼は事前にアポ先のセクレに教えてもらっていた洒落た店で。ここではシエスタがあるため、たっぷり時間のあるお昼にはワインとビールを安心して(?)いただく。フルーツサラダはまさにフルーツの大盛り。
クライアントの一人から夕食を誘われたのだが、疲れているのと、翌日にとてつもなく長いフライトが控えているためにお断りした。
<寝ぼけ2時事件>
というわけで、今晩は胃休め。日本から(といっても、出発前の成田から)持ってきたチーズとワインを軽く楽しむ。パッキングもせず、ウトウトしていたところ、はっと気づくと夜中。ところがオイラ、時計を反対につけたため、文字盤が7時半に見えてしまい、一瞬やってしまったか・・・と焦るあせる。
そういえば、その昔、サンフランシスコ出張の際には完全に寝てしまい、朝方大慌てでパッキングをした記憶がある。当時は大きなトランクで出掛け、ホテルでは持ち物すべてを広げて、快適なホテル生活を満喫していたのだが、その一件以来、「荷物は少なく、コンパクトに」がモットーになったのである。
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