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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末01#2
マデイラ・マルタ 〜島の旅
永遠なる無駄遣い

(2)ナポリ・ポンペイ・カプリ島 2/4


<ナポリ市内>

 会社への定期連絡とトランクの件で空港へ電話で問い合わせた後、マーケティングを兼ね、ようやく市内へと出掛ける。  

 まずは王宮。途中、昨日教えてもらった有名レストランの場所を確認。レストランのランクも含め、下見は昼間に限る。99年のベストリストランテにも選ばれ、高級感はあふれるが、ちょっと「お気取り」なので、今回はパスすることにした。  

 王宮から港とお城へ。そこから博物館方面へ。とにかく歩く歩く。散策ついでのそぞろ歩き。ただし、荷物はいっさい持たずに、必要最小限のお金とデジタルカメラだけを肩から下げる(それでも危ないのだが‥。)  


<国立博物館>

 米国の五大博物館・美術館・水族館はすべて制覇したので、オイラ的には欧州方面にチャレンジ中。今回の国立博物館も外せない。

 博物館には社会科見学にやって来た地元小学生がいっぱい。先生が一生懸命ミイラの説明をしているときに、ツタンカーメンのポーズで小学生を笑わせる。彼らは先生の目があるのであまり大声で笑うこともできず、こらえるのに大変そうだ。

 ワニのミイラに見入っている子供達。そして包帯の一部がはがされたミイラをコワゴワと覗く子供達を、後ろから「フフフフフ・・・・・」と不気味な声で脅してみる。一瞬、子供たちはびくっとするが、すぐに怪しい東洋人の腹話術だとわかり、これまたニヤニヤされてしまった。陽気な奴らだ。(相手もそう思ったに違いない)。


デジタルカメラに興味を示す女の子達

大きな広間にはポンペイ遺跡から出土したものが展示されている。彫刻やモザイクの柱の数々も遺跡から。日本で開かれる展覧会に向け、レプリカを使って巨大な彫刻の輸送準備が行われていた。



ヒョウのモザイク


<スペイン地区>

 目抜き通りの横を一本入ると、細い路地は急な坂道。両側の家の軒先にはびっしり洗濯物が干してある。  

 観光客にとっては危険地帯。入ってはいけないらしい。でもこの入口近くに中華料理屋を2軒発見。生命力を感じる。  

 そういえば、日本料理屋がないなぁあああ。あとナポリタン のスパゲティもない(これは当然か....)。



<ナポリでの買い物>

 荷物が気になったので一旦ホテルに戻ることにした。近くでテイクアウトのお店を見つけ、購入。リゾットコロッケが美味い。ビールもイケる。  

 それにしても、まだ荷物が出てこない。さすがに困って、歯ブラシと制髪料と下着を購入しにデパートへ。

 

 なんでナポリまで来てこんな買い物を・・・・。最初は悔しいからアルマーニのものでもヤケ買いしようかと思ったが、ビキニスタイルしかなく断念。それにしても、悔しい。散財だ。

<荷物が手元に!>

 夕食にありつける場所を探していると、地元住民が集まるという店発見。でも、ちょっと違う。やはりバックパッカーと違うレベルを目指す。反対にドレスコードがあるような店もパスだ。
 ということで、結局、昨日と同じ店。ここはサービスも含めお勧めである。いくつか紹介してもらった店は週末の9時だというのに閑散としていたが、オイラが見つけたここだけは混んでいる。  

 完全に酔っぱらってホテルに戻ると、荷物が空港に届いたという電話。諦めムードがあっただけに万歳。でも昼間、かなり割高で歯ブラシなどを購入したので複雑な心境。荷物は、ちょうど世界一周して手元に返ってきたようなもの。鍵をいじられた後が少々気になるが被害はない。(後で被害判明。巧妙だ!)