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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末01#2
マデイラ・マルタ 〜島の旅
永遠なる無駄遣い

(3)ミラノそして日本へ 2/3


<ブランド通り>

 一夜空けて、帰国前日。午前中は特に大きな予定もないので、ブランド通り(ビットリオ・エマヌエーレ通り)を散策する。

 アルマーニとプラダのメンズをまずチェック。プラダでデジカメ用にほど良いバッグを購入。60年代もどきの旅行鞄にも心動かされたが、とりあえずカメラバッグにとどめた。

 アルマーニではよれよれ素材のスーツが新作であったが、ビジネスシーンに合わず、パスした。あいにくエンポリオが閉っていたため、“永遠なる無駄遣い”は終了。というよりもイタリアでの散財はもう辞めようと思っている。だって、日本(東洋)人の扱いがあまりにもひどいのだ。こうなったら、1年くらいイタリアものを買うのをぐっと我慢して、日本がいかに大切なお客さんであるかを認識してもらう運動を始めたい。

<ルイ・ヴィトン>

 サービスの悪さと店の狭さで定評のあるルイ・ヴィトンが通りの一番前に引っ越した。今度の店は中2階を含む3階建て。でも店員の態度は以前と変わらず。店内が心持ち広くなっただけマシである。

 昼は、ペーパームーンという店へ。いわゆるピザを食べさせる店。有名だが、常連のミラノっ子以外には対応が冷たい。店内は1階と2階、それから2階の奥とに分れる。ランチは遅め、12時30分からスタート。店のウィンドウが暗いので、開いているかが分かりづらい。日本語メニューも置いてあるが、値段が書いていないので、英語メニューをもらうこと。なめられるな…。

 それよりも姉妹店がすぐ横の駐車場の2階にあるので、そちらでゆっくりと夕食を楽しむほうがベター。

 午後は仕事だ。国際分散投資の意見交換のため、とある法律事務所を訪ねる。オフィスはドゥオモから10分。日本の経済状況や投資タイミングについて意見交換をした。相手の握手が力強くて、痛い…。でもこちらも強く握った。こういう場合、東洋人は握り方が中途半端で信頼を失うそうだ。20代のときの海外出張前に教わった。

<夕食>

 ペックはきどっているし、ホテルの隣にある一流デパート・リナシャンテの上はおのぼりさんだし…、ということで、近くのリストランテへ。

 ここは三つ星ホテルの下にある。店員もなかなか親切。
隣は有名店なのだが、オーナーなのか仕切っているおばさんがいけ好かないので辞めた。そんなお店を儲けさせる必要はない。


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