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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末01#3
NY逃亡記〜今度の逃亡は長いのだ....
永遠なる無駄遣い


(2)ニューヨーク生活 1/3


<NY空港到着>

  揺れることもなく、すんなり到着。でも着陸後に逆噴射するのは日本の空港と同じ。逆噴射せずに自然にスピードが落ちるまでひたすら走り続けるローマ空港の長い滑走路を知ったものには、ちょっとドキドキです。


<親戚のマンションに転りこむ>

 さて、1ヶ月以上も滞在するので、最初はレンタルで家を探そうとしたが、ドアマンがいないとかなり危険と言われ、断念。結局、親戚のマンションにやっかいになることにした。ブロードウェイ沿いでコロンビア大学に近く、スーパーなど買い物ポイントも盛りだくさん。立地としては言うことない。
 ドアマンは3人か4人の交代制。一度きっちり挨拶をしないとすんなりとは入れてくれない。かならず呼び止められる。
 公園の傍には戸建て風の素敵な低層マンションが連なるが、どちらが安全かは目に見えている。ドアマン付きでないと怖くて住めないとは親戚の弁。管理を取るか豪華さをとるかの違いなのだが、でも管理が優先のようだ。




ワインとつまみ。これが呑兵衛にはベター。それと成田で調達したさざえもどきのツマミ。定番である。

<到着時のメシの確保を>

 くどいようですが、到着後にメシを食べに外出する体力もないし、地理が不案内なことも含めて出歩かない方がよい。一番の手は機内食を一部確保しておくこと。前回のフンシャル事件では不時着後もこれで助かったのだ。

 この日はさすがに疲れてベッドに倒れ込んだ。


<コロンビア大学界隈>

 時差の関係で夜中の3時頃に起きたら、反対側のマンションではまだ猛勉強らしき院生が‥。でも外では酔っぱらって遊ぶ学生も。夏季休暇突入でリラックスというのが今の状況らしい。

 おじさんが教授をしていたこともあり、ブロードウェイの110丁目のこのあたりは20年前から詳しい。でもだいぶ安全になったのは確かだ。あかぬけてきた...。ただし、夜も22時を回れば、ホームレスが韓国人が経営するケンタッキーもどきのチキン唐揚げ屋の前で残飯にありつこうと行列ができる...。朝からご機嫌なレゲエのお兄さんが30年前のラジカセをがんがん鳴らすし、銀行やスーパーマーケットの前では、ホームレスがイスと寝袋とスーパーの車輪付きのステンレスのカゴに詰めた家財道具一式で夜が明けたことを祝福する。


<メールがようやく順調に動く>

 今回は長期滞在のため、メールでの日本との定期連絡ははずせない。ということで、普段は使わないNECのモバイルギアを持参した。
 日本であらかじめテスト通信して行っても、海外での通信では思いもよらない障害があることもめずらしくないので、実際に現地でつないでみるまで安心できない。案の定、最初はメール送信が不調だったが、それも何とか解消した。NYのアクセスポイント経由での送受信のため、1回10円で済むのはありがたい。10数年前の海外出張のころとは大違い、世の中便利になったものだ。


モバイルギアII。
バッテリーが長持ちするので選んだのだが、バックライトなしが少々つらい...。



<とりあえず街へ買い物に>  

 さて、散策をかねて、生活に必要なもろもろの物を調達しに街に出た。 まずはコロンビア大学のbookstoreへ。
 オイラにとっては生活必需品のビジネス書を漁ったついでに、昔昔、米国で勉強していた当時の部屋で使っていたようなレトロなランプを発見。20ドルということでついつい買ってしまう...。


 次に、REAT &BARRELまで足を延ばす。ここの2階の家具は結構好きである。1階にて生活必需品の皿とコップを購入。
 おもちゃのFAOは改装中。猿の惑星グッズが公開前なのに早くも陳列されていた。これから日本製の話せる犬やピノのようなロボットが流行の兆しか。それにしてもソニーのアイボはこちらでは手が出ないという感じ...。

 バーニーズはすっかりさびれて、顧客がいない。一時の日本人のアルマーニ人気に何を勘違いしたのか、あるいは東京でのバーニーズ人気を錯覚しているのか、やたら店員の質が悪いのが影響している。店員にノルマが課せられているのか?、少し商売っけが強く感じられたのは2年前も同じこと。もう少しひどくて、1階の靴売り場やネクタイ売り場も活気がなく、店員の接客態度が気にかかる。
 ヴィトンは夏休み前の静けさ。ティファニーでは学生(20前後??)がネックレスを購入。永遠の定番のようだ。ダブルネームの時計を見るも良いものが見つからず。バナナリパブリックは早くも秋冬ものに移行中。皮のパンツを出していた。そういえば、アルマーニも皮系。昨年の流行の続きか...。今年は革のジャケットで会社行くつもりである。

<冷房が入る>

 外の騒音がすごく、窓を開けるとつらいので閉めていると、ではと親戚がエアコンを買ってきて勝手につけてくれた。やはり自らが動く米国らしさがそこにはある。