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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末01#3
NY逃亡記〜今度の逃亡は長いのだ....
永遠なる無駄遣い


(6) NY生活5週目 2/2


<メーシーズ>

 12年ぶりのメーシーズ。店の配置も木のエスカレーターも変わらず。店員の態度も変わらない。エンパイアステートの側なのでおのぼりさんの万引対策があるのは分かるが、少しはアジア人を尊重すべし。帰国用の旅行カバンを探すも、あまりの質の古さと店員の態度に撤収。同じ料金ならば、最初からブルーミングデールですね。





<エンパイヤステートビル>

 ついでにエンパイヤの変化を観察。地下の切符売場が超混雑。風が強いので、時間も考慮し、断念。まぁ、数年前にエレベーターが火災事故をおこした恐怖が脳裏をよぎったので、最初からあまりいきたくはなかった場所。あれだけ古ければそりゃ火災も発生するだろうけど、取り残された人の恐怖はすごいよな。きっと。


<ウェストビレッジ>

 モーホーのメッカとして有名だ。あのビレッジピープルもここに由来する。でも低層のマンション、オーヘンリーの語る店の数々が点在する町並みを極めて健全な昼下がりに散策できることがありがたい。ダライラマの支持者らの店なども面白い。




<鞄>

 鞄を買いにブルーミングデールへ。ハートマンとTUMIは割り引きせず。そのかわり セカンドラインが双方の台湾製としてアジア展開しているらしい。がやはりブランドもファッションの一部と考えるのでTUMIを購入。このブランド、パソコン時代、ネット時代を背景に急成長。ビジネスパーソンにターゲットを絞りずいぶん出世した。たくさん購入した本を納めるため、ビジネス仕様の22インチを購入。この商品、大きさが変化するので、行きと帰りの荷物に差があるときに便利。
 ところでブルーミングの鞄売でアジア系に片っ端からニーハウを連発する店員がいたのだが、皆さんほとんど日本人なので、言われた方は苦笑し、戸惑い、使い方が違うことを指摘。でも無理ないのだ。最近はなかなか区別がつかない。最初はきょとんとしていたが、フランス人に英語挨拶しないだろ、スェーデンはどうするのかと問うたら納得した。終始にこやかに対応されていたので、彼から購入。ノルマは厳しく、彼とはりあうおばちゃんが何故かおいらの鞄購入を邪魔する場面も。まったく客をなんと心得る。でもばばぁという言葉に反応していたので、日本語がわかるかも。ごめんね。(苦笑い)


<電子サイン>

 カード支払いが電子サインになった。これ、店員が直ぐに解雇されていくなかで、偽サインが横行することへの対応らしい。だが、すべる液晶画面、慣れないせいか緊張する人間続出で、エラー続きのようでもある。ネットの時代は現場がシステムをどれだけ信頼し、気持ちよく使うかの時代。浸透には時間がかかる。


<メトロポリタン>

 昼下がり、することがないので何度目かのメトロポリタンへ。勝手知ったるなんとやらで、もうツアーコンダクターで食べていけるかもしれない。でもなんですなぁ、3月にナポリの博物館を見ましたが、物量的にはニューヨークの勝ちなのだが、やはり発掘場所に近い方が迫力はでる。微々たるものでも工夫して置くからだろうか、それともあぶく銭状態で持ってきたから乱雑なのだろうか。同じことはワシントンのスミソニアンにも言えることだ。


<ラルフローレン>

 個人的にはポロなるブランドを卒業しているが、世話になった親類へのプレゼントを買いにニューヨークの本店に出撃。と思い切や、日曜日は休みのようである。がびーーーんとショックを受ける。せっかく10分近くメトロポリタンから歩いてきたのになぁ…。


<マジソン街のホテル>

 ニューヨークのホテルは最近の景気後退にも係わらず、依然強気の料金体系だが、予算に限りのある人は、マジソン街92のホテル・ウェールズがお勧めだと思う。ただし、泊まったことはないので、各自リスクテークせよ。
 ちょっとアッパーイーストの上の方だが、バスが頻繁に出ているのでM1からM4などを使えば、アクセスは十分である。ただし、くれぐれもその先に乗り越さないこと。ちょっと怖い地区に差し掛かる。美術館巡りの人には持ってこいの場所であるはずだ。1階のレストランは美味しそう光線を発していた。