海外逃亡顛末02#4
逃亡記〜北欧三国自腹調査
永遠なる無駄遣い


(1)出国、機内



<箱崎の出国審査>

 そういえば、箱崎での出国審査は7/15で終了した。かなり便利な仕組みだったのに、米国行きの審査が出来なくなったために、サービスが中止に。いかに日米関係が緊密かを象徴する出来事だ。この場合、二つ考えられる。一つは、米国行きの手続きが圧倒的に多く、サービスとコストパフォーマンスがあわないとの判断があったのだろう。で、もうひとつは穿った見方。米国行きに偉い人が多く、特 別なサービスだったということだ。帰国後に調べてみるか。


 

<ノキア>

 ノキアのテナント第一号が箱崎に登場。レンタルサービスを始める。海外に向かう旅行客向けに貸し出しサービスを始めのだが、なにやら手持ちぶさた。箱崎チェックインできないなら、電車という人も増えてこよう。だいたい、国際ローミングできないことの方が問題で、日本の仕様がグローバル展開で敗北したからであろう。あと2年ぐらいかかるのだろうか?第三世代携帯の普及を待つしかない。でも、海外に行ってまで、会社やら取引先の電話攻勢にはあいたくないなぁ。


 

<ビジネスラウンジ>

 いつものようにJALのビジネスラウンジへ。あちらこちらにラウンジできたのはいいが、本日のラウンジはかなり汚かった。たまたまなのだろうが、机にはクラッカーのカス、飲みかけのコップ、ゴミ‥。しかたなく自分で片付ける。ま、セルフサービスなのだから時間的な余裕あれば、自らが片付ければよい。でも、ラウンジのスタッフキビキビすべきなのだが‥。


 
<シャンパングラス>

 ビニールカップが廃止され、グラスが復帰。ここで散々書いたし、フライトアテンダントにも色々コメントしたので改善されたようだ。ただし、フライト後、安定水平飛行に移行してからかなり後に登場。ラウンジで白ワインのミニボトル一本空けておいて正解だった(笑い)。


 

<揺れた揺れた>

 台風が来ている影響で、離陸から揺れる。でもなんだか揺り籠のような状態で心地良く寝てしまう。やはりマデラの緊急不時着がオイラを強くしたのか。


 

<ビッグ・ファイト・アライア>

 疲れているので、いつも機内ではシリアスな映画は勘弁させてもらっている。「ビッグ・ファイト・アライア」は今年の作品。(正月か3月だったのか?日本では秋?子供向け)宿題の作文のネタをぱくられたため、14才の男の子がハリウッドの大物プロデューサーに仕返しするというもの。ドタバタだけど完成度は高い。ホームアロンと二ューシネマパラダイスを足したような子役がスパイキッドばりの活躍なのかな。


 

<ビューティフルマインド>

 思わずはまったのは、「ビューティフル・マインド」2001年。ラッセルクロウ、エドハリス。監督はアポロ13のロンハワード。ラッセルクロウが演じるは天才数学者のジョン・F・ナッシュ。実話を元にしているのか、ラストシーンは感動的だ。NHKのプロジェクトXなどで感動していてはダメだ。必見。 知的好奇心をひどく揺さぶられた。
 面白いシーンは学生への最初の講義の日。外で工事をしていたので窓を閉めたナッシュ教授。学生はエアコンが壊れていると窓を開けることを要求。二者択一だが、立場は教授が強い。で、本人は上半身は下着で授業。学生は汗だく。そこ、女学生が窓をあける。ナッシュはなにをするんだという顔をしたが、彼女は工事の人達がいるグランドに向け、窮状を説明。どこか他の工事を先に出来ないかと直談判したのだ。説得された工事の人達は授業のある45分間食事をすることに。ナッシュはにたり笑い、複数の回答がある場合もあると付け足す。非連続性の部分に答があるのは経営戦略の世界ではよくあることだ。参考になる。