海外逃亡顛末02#4
逃亡記〜北欧三国逃亡記
永遠なる無駄遣い


(4)ノルウェー



<ストックホルムからオスロへ>

 ストックホルムの朝は早い。5時前には既に陽がのぼっていた。テキパキ荷物をパッキングし、チェックアウト。タクシーも呼んでくれた。


 

<タクシー>

 このタクシーが曲者。駅まで59クローネだったのだが、70(50+20)出して、全部チップだと勘違いしてもっていった。おいおい、図々しい。これを見ているスウェーデン大使館関係者や友好的な政府関係者は改善を。駅からホテルも遠回りされた。南イタリア並みの扱いではないかい。
ちなみに、タクシーは12時間交替。朝6時と夕刻に交替。週末は別の人が乗務するらしい。


 
<列車の遅れ>

 ほぼ定時にオスロに向け列車が出発したとはいえ、15分遅れ。こちらは快適なのだが、次の便を待っていた日本からの視察のおじさん連中7〜8人は添乗員とともに、スーツケースをもってどこかのプラットフォームに消えていった。オスロまでは4時間半の旅。スウェーデンを西へ移動し、国境ぎりぎりでノルウェーに。12時半過ぎに到着予定。


 

<ビジネス客>

 隣はビジネス客。3人で打ち合わせ中。こちらのモバイル環境に興味津々のご様子。でもスケジュールの調整をしているようだし、どういう人達なのでしょう。何かの時刻表と睨めっこ。国鉄の人?旅行会社の人?横でピングー語みたいなのを話している。打ち合わせが一段落し、気の良さそうな人だけになったのをみはからい、質問。どうやらバス会社の人達で、地方で経営会議。そこでバスの運行スケジュールに関する会議があるようだ。分厚い資料の全てがスケジュール運行票なのに、全部ながめてああでもないこうでもないと事前会議をしていた。一つの才能ですね、あれは。なんか打ち合わせが終了したらしく、美しい計画に満足されている様子。


 

<トレイン・アテンダント?>

 サービスは飛行機と同じ。食事は出るし、ヘッドフォン支給。コーヒー、ワイン、ビール。何度も書くが、日本のJRは搾取しすぎ。昔は一時航空会社と張り合う時代があったが、不景気でサービスどんどん悪くなる。もう少し、なんとかしてほしい。ただし、斬新なヘッドフォンが支給されたが、コンテンツの音楽は最低。それとヘッドフォンをいざ仕舞おうとすると、おいおい壊れるではないか。結局、ビジネスは三位一体。仕事が完結するまでバリューをどう維持するか、がっかりさせないかであろう。


 

<爆睡男

 前の兄さんとかにかまわず、足あげて寝ている。おもわずパチリ。なんとも豪快だ。あれこれ、ここ2日の逃亡記を大きなテーブルの前ですませ、11時22分。正味1時間で到着予定である。よう書くねぇとは隣のビジネスマン達だ。途中下車していった。


 

<オスロ中央駅到着>

 やや殺風景。近代的な駅。遠くに宿泊予定のホテルが見える。らくちんだ。ストックホルムからすると、ちょっと寂しい感じ。土曜日の昼過ぎのせいではなさそうだ。


 

<ラディソンSASプラザ

 駅前にある。翌日のツアーの最終集合地点だったため、一泊素泊まりとした。近代的なホテル。数年前に買収したらしく、SASのシールが上からはられているだけ。見晴らしはよい。体育館そば。駅前なので便利だが、地元で聞くと、裏手、駅構内などは治安はややよくないので留意が必要。