海外逃亡顛末02#4
逃亡記〜北欧三国逃亡記
永遠なる無駄遣い


(4)ノルウェー



<高山鉄道>

 朝の8時11分の鉄道でベルゲンに向かう。そのままベルゲンまでいけるが、途中でツアーはフロム鉄道に乗り換える。


 

<フロム鉄道>

 途中から列車を乗り換え、いっきに山を下る。途中で滝見学のために列車を降りるなおサービス満点。フロムの駅から船。郵便局で両替可能。免税店が大きい。さらに奥に、おみやげ屋さんやレストランあり。チキンを調達。船のなかでワインと流しこむつもり。


 

<ベルゲン船>

 よい場所キープのために並ぶ。15時30分出発で20時30分に到??。出発まで1時間程度か。飯を食べるひとなど。日帰りツアーの皆さんここから1時間ボートにのり、バスでオスロに戻る。途中20時前後に飯があり、23時に着くらしい。そちらも大変な旅ではある。でもお勧めのツアーだ。時間の無駄ともフロムまでは来るべし。


 

<外国版おじたりあん>

 いちばん前にじんどった5人組の中高年はでかい声で笑うし、靴ぬいではしゃぐわ、大変。このフェリー、一番前がパノラマのようで、勝ちほこったような声で高笑いしていた、荷物席に占拠していた2列目を早口の「ImSorry」で譲ってもらう。ちょっと失礼みたいなニュアンスだが、ずうずうしいなぁという隠語でもある。ま、どこにもおばたりあんはいるが、欧米の場合、一家の主的な男ががんばりすぎてしまうところが悲しい。でもこの5人、男2、女3で二組みは夫婦という組み合わせ。なんとかならんか、子供連れているわけではないのに。双眼鏡のでかいので、戯けてみせるし、嫌いな米国の夏休みキャンプどたばた映画を見ているようで、助けてくれーーー。2階には操縦室。二階から外に出ると、後ろ側から景色を見ることができる。雄大な風景にしばし、おじたりあんを忘れる。


 

<やぁーやぁー>

 このおじたりあん、おばたりあん、なんでも笑って、なんでもやぁーとあいずちをうつ。ときどきマネをして嫌がらせしても、いっこうに静かにならず。おかげで、たいくつ凌ぎにはなった。でもたぶんドイツとかスイスに旅行していると、やぁーーのアクセントが地方によって違うので、「そうそう」「へいへい」「んだんだ」「そうだっぺ」ぐらいの違いがあるのかも。



 

<20時40分着が21時に>

 どうやらスケジュールが出発時に10分程度お遅れた影響で21時に。すっかり陽が暮れて、疲れた。到着直前の1時間、ちいさな入り江を縫うような運行はなかなか、飽きた子供達が船の先頭にでて遊んだり、なかなか面白い光景だ。季節によってはおっとせいだかがいるらしいのだが、「大量のくらげ」しかいなかった。有楽町のガード脇の老舗中華の冷菜が懐かしい。