<外国版おじたりあん>
いちばん前にじんどった5人組の中高年はでかい声で笑うし、靴ぬいではしゃぐわ、大変。このフェリー、一番前がパノラマのようで、勝ちほこったような声で高笑いしていた、荷物席に占拠していた2列目を早口の「ImSorry」で譲ってもらう。ちょっと失礼みたいなニュアンスだが、ずうずうしいなぁという隠語でもある。ま、どこにもおばたりあんはいるが、欧米の場合、一家の主的な男ががんばりすぎてしまうところが悲しい。でもこの5人、男2、女3で二組みは夫婦という組み合わせ。なんとかならんか、子供連れているわけではないのに。双眼鏡のでかいので、戯けてみせるし、嫌いな米国の夏休みキャンプどたばた映画を見ているようで、助けてくれーーー。2階には操縦室。二階から外に出ると、後ろ側から景色を見ることができる。雄大な風景にしばし、おじたりあんを忘れる。 |