＜トラブ続きのオスロ・グランドホテル＞

　まったくオスロは陰気臭くていやだなぁと思っていたら、ホテルチェックインからして最悪だ。部屋をもう少し良いところにと要求したら、いま調べていると口答えした。機嫌が悪いのか、人種差別か、若く見られたのか。部屋は予想通り最悪で、まぁ、でも我慢することと相なった。愛想がないのは、日本からの観光客のマナーが悪いからかもしれないし、団体が最悪だったのかもしれない。
　ところがだ、今度は部屋にセフティボックスがないから下に面倒くさいけど預けにいったら、「ここは安全だ」「おまえら日本人はすぐ預けたがる」と抜かしやがった。おーい、絶対に問題にしてやる。ノルウェー大使館関係者、このサイトみていたら早めに手をうった方が良いよ。プンプン。反オスロキャンペーンはってやる。「今のは人種差別発言か」「自分のリスクは自分で判断する」と反・詰問したら、「お前のためにセフティボックスの手続きをしている」「邪魔するな」だと。こいつホテルサービス業の基本をしらんのか。だいたい、近代的な巨大ホテルならば、部屋に備え付け置いておけって。ノーベル平和賞を受賞する人が前日宿泊に指定されるホテルのセフティボックス係が人種差別発言をしているのだ。とんだホテルであーーーる。5年前にリガホテルに買収され、士気が落ちているのか、引き抜きの多い世界、調子こいているのか、猛省を促したい。

　ふんまんやるかたない状況で、旨い飯でも食べないと気が収まらず（笑い）、ましてホテルにお金など落とさないことに決めたので、外出。本当は、ホテル一階のグランドカフェが有名でイプセンやムンクが結構利用していたので、夕食を豪華にと決めていたのに‥。仕返しだ。
　シアター横のコンチネンタルホテルのカフェレストランへ。コンチネンタルはオスロで唯一リーディング・ホテル・オブ・ザ・ワールドのメンバー。こちらの方が格は上なのである。ホテルチョイスで大失敗。次からはこちらにするつもり。サービスは良いし、スタッフも愛想よい。サーブしてもらった彼は日本大使館で時々働くらしい。「雑誌やウェブであんたのこと紹介するよ」といったら写真も載せてよいと。ヤン・エビアンらしき名前。ひどい仕打ちの後にこういう親切にあうと、ほっとする。

＜ブロムレストラン＞

　パレーなるギャラリアが宿泊のホテルグランド横にあるのだが、ブロムという老舗レストランがつい最近店をたたんだようだ。そのパレーの地下に香港や日本料理などのフードコートが登場。経営は香港人の模様。いちおう、身なりは日本っぽいのだが、広東語を話していた。

＜TGIフライデー＞

　どうも理解不能なのがTGIに不良っぽいオスロっ子が集まる傾向にあること。だせーーーー。その前はちょうどバイクの駐輪場所があるのだが、BMWだとかドガティとかばんばん置いてあるのにTGIなのだ。米国の観光地にもあるが、ファミレスの延長線上なのになぁ。結局、米国やイタリアへのアコガレがピザやTGIに出てしまうのか。

＜3時起き＞

　あまりの激怒に寝れず。ではなくさっさと寝て中途半端に起きた。定期連絡の日だったので、スタッフに業務指示。報告を受ける。企画書作成依頼。また、コンペだ。帰国後に企画書を書くために、予備調査のためのフレームを指示。

＜国立美術館＞

　ムンクの叫びを見にいく。2階に一部屋。女性は「マドンナ」。他の部屋にもある。あとはマネ、モネ、セザンヌ、ボナール、ドガ、モジリアーニなどなど。タダだから凄い。警備も適度。地下にある女性の彫刻が階段から下を覗くと鎮座する。ただし、売店はぶっきらぼう。オスロ大学の学生か。日本からの女性ふたり連が憤慨していた。

＜ノリル（本屋）＞

　ムンクの土産は、近くの本屋ノリルが充実だ。オスロ大学の近くだけあって本は充実。ソグネフィオルドの細かいキャンプ地の写真とか。ムンク人形は数年前に日本のインテリアとして流行した。

＜デパート（ステーン＆ストロム）＞

　地元デパート。メインの通りを一本海岸方面。老舗時計屋を曲がる。田舎のデパート風。ここよりはグラスマガジンがお洒落。ただし、最上階のカフェのサーモンパスタはちょっと懐かしい味。一人では多い。待っている間に持たされる簡易ポケベル？はよばれるとランプが光る。もっとださいのが沖縄の那覇空港でも稼動中。

＜オペラ劇場周辺探索＞

　コンセントアダプターのお洒落なのを探しに電器屋探索。教会近くに3店舗。どこにもなく。結局、ラディソンがある駅方面へ。オペラ劇場から曲がる市場がある。庶民的な空間。たぶん、その先はやや危険と判断し、中央方面に戻る。グラスマガジンの真向いにあるスポーツ屋は地下がライフルとかカヌーとか乗馬関連。一階が自転車。二階はスキー、スケボーなど。