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こちら情報局


「本音のコラム」
『東京新聞』
01年7月27日付
こちら情報局

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在外投票

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 七月二十九日の参院選。公示日は七月十二日である。立候補された候補者の皆さんには、長くて短い十七日だが、選挙人である国民もだれを選ぶかを考える時間だ。

 が、海外在住者となると、話はそれほど簡単ではない。

 最近は総領事館から「選挙の実施予定等について」なるメールが舞い込むところもあるようだ。内容はというと、複雑な投票の仕組みの解説。

 何度か読んだが、頭が混乱する。これでは面倒になって、放棄する人も出てこよう。

 たまたま帰国できる人は、帰国投票、あるいは投票所を設置する在外公館に出向いて投票することも可能だ。

 が、それ以外では、「在外選挙人名簿」に登録され、「在外選挙人証」を持つことが先決のようだ。そして、投票用紙を本人の国内の「直接登録地」である各市区町村の選挙管理委員会に請求。

 「投票用紙等請求書」は「在外投票の手引き」の末尾からコピーし、記入、送付。

 ようやく入手した投票用紙に記入、それを内封筒に入れ封をし、さらに署名した外封筒に内封筒を入れて封。その外封筒を投票の送付用封筒に入れ、封をして投函。送料は選挙人(個人)負担...。

 公示日前に投函されたものと、投票日の午後八時以降に到着したものは無効になるため、これら一連の動作を郵送に要する日数を計算した上で完了させる。日本ほど郵便事情が良い国は少なく、大変だ。