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「若年層は事故率が高い」ということで、若い頃は保険料が高い。で、無事故無違反で徐々に保険料が下がる(等級が上がる)のだが、絶妙なビジネスモデルというのか、乗る車がだんだん高級車になり、補償金額が増えるため、結局一定の金額を徴収される。
だいたい月額一万円というのが厚みのある補償の平均値と設定しているのだろうか。 で、等級が上限の二十等級に近くなったのだから、今年はそろそろ安くなるだろう、デフレなんだからなどと勝手に判断していたら、今度は自動車盗難が暗躍しているので、保険価格を上げざるをえませんとの通達だ。 でも自動車の利用頻度などの条件で多少は下げられるはずと考え、代理店に問い合わせたが、答えはノー。それではと、契約先の業界ガリバーと言われる損害保険会社の窓口に直接電話したが、代理店経由でしか受け付けておらず、融通が利かないことが判明。 そこで、新規参入の外資やネット損保を探索。ネット上での質問に答えるものや、電話で見積もり可能なものなど多様だ。 日常の用途に使用するのか、年齢制限、運転地域、エアバッグはあるか、年間の走行距離はどれくらいかなどと答えると、あれま同じ補償で半額強である。 自己責任とはこうした労力を指すのだと実感するとともに、ガリバーの殿様商売は長くないことを実感した。
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