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永遠なる無駄遣い
コートダジュール、パリ 1997
(7)パリ - 1/3
<ニースからパリへ>午前中はいつものCAFEでゆっくり朝食。顔見知りの人達ともご挨拶。10時を過ぎるころにはお店もそろそろオープン。お、南仏プロバンス独特の生地のお店発見。Les OlivadeSは、日本でも大手の百貨店に入っているブランドである。と、言っても、お店ではなく、飼い犬につられて入ってしまったのですが。このお店のオーナーによれば、ニース店は1ヶ月前にオープンしたばかり。ディスプレイもこれから頑張るとのこと。まあ、宣伝になるかもと引っ張りだして、パチリ。テーブルクロスやピローケース、カーテンなど、色柄はどれも確かなものばかりでした。
ゆっくりしようとしたものの、パッキングも済んだことだし、早めにでるかとタクシーで空港へ。ニース空港は、海岸から15分ぐらい。運転手はカンヌに娘、息子を残して、ひたすら運転手で頑張っているそうだ。子供達はカンヌ国籍で、税金が高いとこぼしていたが、とても自慢をしていた。そう言えば、昨日の夕食時にお隣りに座ったご夫婦もカンヌ在住だったが、車で40分ぐらいなので、通勤可能だとのこと。そうそう、このおじさん、英語はまったくだめで、私もフランス語は英語なまりに聞こえてなんとか通じるだけなのですが、動物的勘とでも言うのでしょうか、滞在日程とか飛行機で日本まで何時間などと聞いているのがなんとなく解かる。しっかり、ペースにはまり、運転も丁寧だったので、思わず規定通りのチップを振る舞う。 最近、パリやニースのレストランなどでは、チップがサービス料に含まれているので、払い過ぎないようにしていたのに、この時ばかりは払い過ぎてしまったようだ。まあ、話の展開からして、最近の日本の若いものはシミッタレと思われてもいけないし。但し、ニースは国際観光地だけのことはあり、チップが少ないからと言って、嫌な顔はされなかったのは確かである(たまたまなのか?)。日本では、タクシーの運転手さんなんかに聞くと、降り際にメーターが上がって、損したと嫌な顔するお客さんが増えてきたらしいが、その反対にメーターが上がる直前にメーター料金を止めてくれることもあるんだから、もう少し粋な計らいといったことが出来ないのかなぁと一人ブツブツ。 結局、ニース空港に早く着いたので、便を早めてパリに飛ぶ。この時期、子供だけが飛行機に乗るケースによく遭遇する。親戚の家に行くのか、パブリックスクールが休みになるのか、係員や搭乗客の態度(協力姿勢)がすばらしく、混乱もなく搭乗していた。但し、航空会社は運行時間にはルーズなようで、この時も30分遅れの出発。パスポートや身分証の検査がネックのようなのだ。
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