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永遠なる無駄遣い


永遠なる無駄遣い
コートダジュール、パリ 1997

(12)パリ→東京(機内にて) -1/2


<やっと出会えた日本びいきのフランス人スチュワーデス>

 なんだかんだと、愚痴ったが、帰りのエアフラで大変すばらしいスチュワーデスを発見。日本語びいきというのか、一生懸命日本語をしゃべろうと努力しているのだ。やや、とんちんかんな会話もあるものの、フランスで散々嫌な目に遭ったお客さんが多いせいか、彼女は人気抜群でした。でもこれ、日本航空の外国人乗務員では当たり前の話ですぜぇ、エアフラの経営者諸君。

 だいたい、日本に行く専用機で日本人が90%乗って行るんでしょ。しゃべれないのは仕方がないとしても、あのねぇ、最低限の笑顔だけはお願いしたい。サービス業なんだから。座席横のスイッチ(呼び出しベル)で薬飲む水を頂こうと思ったのだが、誰も来ない。2時間ぐらい後にスチュワード(男性の乗務員)がスイッチを切りに来たが、こちらの用は済んでいないのにどうするの切って。何も言わずに切ってどうするの。

 ん?変だなぁ?誉めようとしていたのに、また愚痴っている。そうそう、あれだけ、ミッテランさんは日本贔屓と言っていたのは、嘘なのか。あとですね、もうひとつだけ。夕食はサーモン又はカレーライスのチョイスだったのだが、味噌汁はたぶん飲まないと思うよ。それとコーヒー、お茶、紅茶の合間に味噌汁?と聞いていたが、本当に飲む人居るのかねぇ?食後に味噌汁とか飲む人?

<後藤久美子の「キャンプで逢いましょう」>

 帰りの映画はゴクミのキャンプで遭いましょう。ほら、撮影の時、アレジが北海道来たとか、邪魔したとか、デレデレしてたとか。なんでゴクミなのかなぁと思っているのですが、たぶんアレジと結婚して、フランスとの絆が強くなったからなどと勝手に解釈。まあ、つまらなさそうな(失礼、趣味の範囲を越える)映画だったのだが、意外に他にやることないとはまるねぇ、この手の日本の映画は。

 筋書きは、ゴクミの恋人役として、売れっ子の写真家で、何処ぞの御曹子がでてくる。で、ゴクミに惚れてしまった荒削りでまだ売れていない写真家の卵が大見えを切って、啖呵を切る。お前よりいい写真が撮れると。お前のは商業写真だと。御曹子は一言。同じ土俵に上がってきたら文句をいいなさいと。よくあるパターンで、ゴクミは、最後は卵の方とハッピーエンド。


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