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永遠なる無駄遣い


永遠なる無駄遣い

海外逃亡顛末記 '98香港・シンガポール編
通貨危機を探る

 本当は行きたくはないのだが、避けるに避けられずに海外出張と相成った。が、そこはマスターのこと、24時間働けど、遊びの要素は忘れない。誰が当ホームページを覗いているかは知らないが、まぁ、美味しい店の紹介をしてもよかんべと、確信犯的な出張報告を行う。そうそう、業務で敢えて公表できない部分は多少あるものの、スケジュール的にはこんなところか。御堪能あれ。

 今回の目的は、返還後香港を覗くこと。ほれ、新空港とやらが今年の7月1日にオープンしたものの、ドタバタ続きで荷物が出ずに大騒ぎ。某実業の日本の編集部のO氏が8月に行ってきた様子だと大丈夫だとは言われたが、一抹の不安がよぎり、念のためスーツ(ソフトスーツですが)で搭乗した。

 それと、香港では、アジア通貨危機以降の現状把握を行うべく、現地のアナリストやらミスター香港と呼ばれる金融関係者、華僑財閥のトップとかと意見交換。このあたりは、そのうち原稿となって経済誌などで発表するし、当バーには2ヶ月遅れ程度でアップするので(編集部への配慮とアドバンテージを持たせるための配慮)、乞ご期待。

 シンガポールはもっぱら「金融監督庁」の担当者やらとの意見交換。9月3日付で日経新聞に発表したのだが、異業種でリスクマネジメントのためのコンソーシアム(研究共同体)を設立した云々というのが、本業での仕事。正確には「キャプティブ・マネジメント」というのだが、一般事業会社(日本航空とか日立とか)が海外に保険子会社を作る戦略のこと。興味のある人は、日本総研に開設のホームページ「リスク&リターン」(http://www.jri.co.jp/consul/rr)に関連資料をアップしているので、論文でも見て下され。

 あ、今回は仕事にも係わらず、エコノミーであーーる。ビジネス・クラスのみの出張を是とするマスターにとっては、どこぞのカップ麺のCMではないけど「お仕事でエコノミーですか」「余計なお世話」状況である。まぁ、快適さを取るか、余分に一人スタッフを連れて勉強させるかは価値観の問題。それと、近いから我慢できる状況がある。これが欧州だと、仕事でのエコノミーは本当に勘弁してもらいたい。体力が続きませんぞぉおお。

 この手の出張はまだまだ続く予定で、10月には、ニューヨークとロンドンへの高飛びを予定している。そうそう、11月にはたぶん台湾にも緊急出張があると予想しているのだが、年末までこの状況は変わらず、欲しいのは時間だけである。

<旅行スケジュール>

●成田→香港(JL731)
香港:98/9/15〜19(JW Marriott Hotel)
1-1 香港・新国際空港
1-2 九龍島側
1-3 アドミラルティ
1-4 コーズウェイベイ

●香港→シンガポール(SQ859)
シンガポール:98/9/19〜23(ANA Hotel Singapore)
2-1 SQ
2-2 ラッフルズ周辺
2-3 オーチャード周辺
2-4 ラッフルズ・プレイス周辺

●シンガポール→成田(JL712)