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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末01#3
NY逃亡記〜今度の逃亡は長いのだ....
永遠なる無駄遣い


(3) NY生活2週目 2/2


<図書館>

 土曜日の午前中。学生が集中して宿題をやるならば図書館に限る。コロンビアでは特に、寮が最悪の環境と考える留学生は帰国する時間もおしみ猛勉強中だ。夏休みは12時からだが、閑散とする巨大図書館は快適そのもの。ウェブも見放題。IDカードさえみせれば入れる。





<ハードウェア>

 ブロードウェイ沿いの店「ハードウェア」の主は世話しなくバイトの学生を指示。 ノブの内側のバネが折れたと思い替わりのを買いに行ったら、特殊なツールで折れているように見えるバネを回せば良いことを教えてくれ、買うならそのツールだと一発 で指摘された。
 狭い店内には、いろいろな工具が窮屈そうではあるが整然と並んでいて、厳しい反面、けっこうやさしいおじさんだ。店員は黒いTシャツで統一されている。ちょっとレトロな店ではある。似たような店は何店舗かあるが、ここが繁盛している。


<カレー>

 無性に日本のカレーを食べたくなり、日本の食材のみを扱う店「ジャスメイト」 へ。ゴールデンカレーで2ドル。日本の1.5倍か?ごはんですよが4ドルなのには驚い た。日本文化に飢えた人達が様々なものを購入しているが、店の外に置いてある週刊 NYジャンピオンがタダだで面白い。ちょっとニュースがずれているけど編集はまぁま ぁかな。




<NYT>

 ニューヨークタイムズは日曜日ともなるとこれでもかと紙面が増える。ただし、3ドルだからかなり割高だ。一方ウォールストリート・ジャーナルは日曜日が休み。 でもNYTは分厚い割りにはそれほど読むところが増えるわけではない。これ書店売り、街燈売りが一般的なための苦肉の策なのか。




<公園>

 暖かい日差しのなか、徒歩3分の公園へ。
 新聞かかえ、読みあさる。今週はハードに仕事をしたので、ゆっくり脳を休めることにした。公園には不思議なカップルが。男二人とかわいい子供。二人で自転車やサッカーを教えているのだが、どうもカップルのようでもある。真相不明。でも微笑まし状況だった。


<イタメシ>

 家の前にあるイタメシ屋が「フィッシュ」とかなんとかという店名なので入ってみる。エンゼルヘアなるパスタは美味。思わずシャルドネとともに流しこむ。結果、直りかけていた体調が崩れる。でも幸せな時間を過ごしたのだからこれでよい。我ながら、なんとリスクテーカーで楽観主義者なのだろうか。


<女子高生>

 当バーの常連の女子高生からメール。今はLAにいて、NYの学校に進学するらしい。 まぁ頑張ってほしい。世の中便利になったものだ。


<自民党圧勝>

 日本での選挙結果のメールがスタッフより届く。
 自民党圧勝に真紀子さんの靖国参拝反対。民主と保守が票を伸ばすこともよくわかる。幸い、多くの有名人候補が落選。これもよくわかる。選挙民を愚弄しているだけだ。別に学歴は関係ないけど、それまでの思想とか生きざまによるでしょう。なんだか自叙伝の出版のごとく立候補を引き受けるのはどうかねぇ。