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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末01#3
NY逃亡記〜今度の逃亡は長いのだ....
永遠なる無駄遣い


(4) NY生活3週目 3/4


<フリック美術館>

 本日のお目当てはフリック美術館。邸宅として住んでいたものを美術館として解放。フリック卿は91年にすでに他界しているが、コレクションはなかなかのもの。コレクションしたものは遺言により門外不出であり、ここでしか見れない。氏の最後の買い物はフェルメールの手紙であり、奥の展示用に最初から設計された広間に収まっている。庭もなかなかのもの。大人10ドル。学生割り引きは5ドルと半額。
 地下鉄の1番と9番はコロムブスサークルで降りれば、そこそこ5番街には近いものの、それ以上には動けない。ということでメトロポリタン近辺にはコロンビア大学の南側である110丁目あたりからM4にてバスで向かうのが分かり易い。料金は地下鉄と同じ1ドル50。地下鉄のカードも使えるとあって大変便利。日本のあの複雑な料金体系にはまったく閉口するばかり、間違いは多いし、料金改訂の際には徹夜の仕事になり、その残業代も次の料金改訂に跳ね返ってくる。




<CAFE Nosidam>

 ちょっとお腹がすけば、マジソン街768にあるこのカフェがお勧めだ。ちょっと高いがピザのマルガリータ(トマトとバジリコのみのピザ。詳細は今年はじめの逃亡記を参照のこと)はNY風にアレンジしてあり、けっこう好きである。シャルドネの白ワインに良く合う。ちなみにジョルジョ・アルマーニの隣である。


<アルマーニ>

 そのアルマーニには秋冬物が既に登場。今年も革のジャケットが提案されている。それに男女ともマフラーやスカーフは小物として必需品である。男性では黒のジッパーのカシミアのセーターにちょっと食指を動いたが何せ高い。セーターで1000ドル超(約13万円)はないでしょ、いくらなんでも…。
女性のスカーフで160ドルぐらい。リバーシブルの上質シルクで350ドルだったと記憶する。紳士の旅行鞄でも少しおおぶりで良いのがあった…。ウィンドーショッピングで撤収…。


<エンポリオ>

 マジソン街をさらに降りると、57と58の間にエンポリオ・アルマーニがある。日本と若干商品展開が異なり、オイラは結構NYのラインが好きである。サイズがなく、しかたなく撤収。明日トライベッカの方に出向くしかない。


<ブラウジング>

 最近の流行言葉に、「ジャスト・ブラウジング」という言い方がある。そうかそういうのかということで、多用している。これをいうと店員は「あっそ、きどってなさい」とかなり放っておいてくれる。「ジャストルッキング」でもいいが、同じ放っておきかたでもこちらのが上級とみた。ネット用語が進出したよい事例ではないのだろうか。


<ロッドスチュワート?>

 マジソン街でそれらしき人がモデルとそぞろ歩きしているところに遭遇。皆さん振り替える。でも結構歳だが、ロッドだったと見る。街をセイリング中…。知ってる?その唄??だいぶ古いでぇえええ。




<ボーダーズ>

 老舗書店。サンフランシスコやシカゴの店にはカフェがあって、結構便利。雨が突然降ってきたので、傘は持って行たが(雨男なので夏でもかばんには傘が入っている…)、どこかで休むことにして、すかさずボーダーの2階へ。ここは売場の本を持ってきて読んでもよい。パークアベニューと東57丁目の角にある。