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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末01#3
NY逃亡記〜今度の逃亡は長いのだ....
永遠なる無駄遣い


(6) NY生活5週目 1/2


<ストーム>

 そろそろ秋の気配?週末のNYTはDKNYの新店舗がマジソン街にオープンという告知をしていたし、秋ものが先々週から早々と登場。それに呼応するかのように、蒸し暑い夜と夕方の夕立が交互にやってきている。暦どおりに秋を迎える準備をいているようだが、かなりの雨量である。
 昨日のハドソンリバーでは、トライアスロンの水泳が行われていたけど、あんな川を口あけて必死に泳ぐ姿は理解できない。PCB汚染とかの報道もあるのになぁ。


<小泉首相の靖国参拝>

  日本では物議を醸していたらしい小泉さんの靖国参拝。結局13日に結構とのニュースが入る。もうパターン化ですねぇ。小泉さんが一日早めるのも、妥協して電光石火で行動に移すのもこちらの予定通り。これで直前にキャンセルすれば大物だ。歴史に名を残すのになぁ‥。
 NYTで、小泉さんの靖国参拝に抗議して小指をちょんぎる韓国の右翼の写真が掲載されていた。いまさらちょんぎってどうするの?平和を訴求したいのか国家の威信なのか。だいたい教科書問題だって、じっくり読まなければ、何書いてあるかは分からないのだし、試験に出なければ若い人は読まない。それより、かなりの金額を長いこと支援しているのに反日教育を堂々とやっている隣国も問題だ。


<救急車>

 どうも留学生で保険を持っている人が暑さで倒れ、救急車を呼んだら保険とは別途 5000ドルを請求されたようだ。平均1000ドルがこちらでの経費だとのこと。おいおい。社会補償が効いていないぞ…。


<書籍部>

 書籍部には入り浸りだが、どうも観光客の万引が多いのか警備のおじさんが二人で見張り。時々集中して座り込んでいると近くまで咳払いしにくる。なんだか西洋人にはやさしく東洋人と学生には冷たいと来ている。コンピュータでデータベースを調べて在庫の有無を問えたとしても、データベースが更新されるまでに売れた分は分からない。まして巨大な書籍部の国際関係の書棚と言われても3つもある書棚から探すのならば、最初からその棚に行きますって。こちらの売りかたが大雑把なのが気になる。




<コロンビア大学の図書館>

 通いつめた図書館はそろそろ新学期を前に工事を始めたところ。幾つかある図書館で一番中央にあるやつは巨大だ。売店があり、コピー室、ロッカー、コンピュータ室、検索室、読書室などなど。ちょっとした市役所よりも大きい。日本の図書館のそろそろ考えを変える時期ではある。しかし本当に巨大だ。至るところに検索ネットが用意され、大学施設の検索に利用可能。売店と談話室を活用すれば一日中過ごせる。廊下の大きさで図書館の大きさを実感してほしい。


<リス>

 西海岸のバークレー大学でもリスは至るところにいるが、こちらの方はキャンパス内を結構我物顔で跋扈する。エサをあげるお人好しの欧州人を横目に、エサをひったくると背を向ける彼らは凶暴そのもの。冬支度に忙しい。



<メール>

 早朝にスタッフから届くメールが激増中。本日ニューヨークに流れついて31日目。ちょうど1ヶ月が経過。そろそろ帰り支度を始めるとしよう。本当はもう一ヶ月いる予定だったが、早めに帰国することにした。原稿やら、セミナーやらプロジェクトの企画書やら山積みだ…。とは申しても遊びも本格化。ラストスパートをかけることとする。インタビューの合間にスゥイアターの発音の練習を繰り返すことにし、美術館巡りを充実させることにする…。


<ホィットニー美術館>

 ホィットニーで思い出すのはホィットニーヒューストン。そう、あのボディーガードだ。わざわざ主人公を黒人と白人にするのはメッセージ性が強すぎる、と個人的には考えている。別に差別とか蔑視しているのではない。そういう表現をしなければならないほど、底辺での差別が強く失笑を買うのだ。似たようなことが公開中の猿の惑星でもあった。
 と前置きが長くなったが、ホィットニー美術館だ。木曜日は午後1時からである。美術館のなかで、片手あげてホィットニー・ヒューストンのマネをしていたら、オイラかもしれない…。
でホイットニーだが、5年ぶりにしては評価が高い。サーカスの人形使い、カクテルなど名作ぞろい。一度行ってみてはどうだろう。




<アイーダ>

 単純な映画を見るならば、ディズニー提供が安易ではある。ということでアイーダを見ることにした。ライオンキング同様、音楽はエルトン・ジョン。しかしなんですなぁ、エルトン・ジョンはダイアナがなくなって、すっかり英国貴族の仲間入りだもんなぁ。ズラとかモーホー疑惑とか、昔「ビッチ・イズ・バック(あばずれが帰ってきた…。)」とか歌っていたとは信じられないですねん。 そうそうキティという新人の子を大抜擢してデュエットしたり、まるで小室さんだ。

 そのアイーダだが、良いか悪いかは人によるが、男性の声がエルトン・ジョンそっ くりなので、コンサートにいったような錯覚に陥る。まるでエルトン・ジョンとダイ アナ・キングとアル中のベッドミドラーのコンサートのように考えてしまう。どうせならライオンキングから像さんのセットを借りてくればよいのになぁというぐらい舞台装置は貧弱だ。せいぜいプールの場面ぐらいだろうか。これ日本に来るとは思えませんぜ。スタンディング・オーベンションなんかするほどではない。アイーダ役が下 手だったら金返せだぞ…。