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こちら情報局


「からむニスト」
『東京新聞』
02年7月10日付
こちら情報局

やじうまプラス

 新聞の朝刊各紙を張り出し、アナウンサーが解説をする。今や朝の情報番組ではお馴染みのこのスタイルは、テレ朝の「やじうま」が築いてきた。
 
 が、いつ頃からだろうか、類似番組が増えるとともに、定番の解説者の解説が感想にしか思えなくなった。あるいは力説する数々のコメントが説教臭いなぁ、朝なのに台無しだと感じるようになってきた。疲れている時には、チャンネルを変えてしまう。
 
 そんななか、今月から番組名も変わり、心機一転ということで、かなり期待していた。
 
 が、始まったばかりとはいえ、イライラがつのっている。慣れていないのはしかたがないが、基本が出来ていない。
 
 コメントが重なるし、落ち着きがない。これじゃ、プラスではなくマイナス。
 
 朝の通勤・通学前のニュース解説に求められているのは何か、コンセプト作りとビジョンの確認からやり直す必要がありそうだ。