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ある日突然百万円を渡されたら、人はそれをどう使うか。そんな深夜番組が巷で静かなブームとなっている。
フジテレビ系列で木曜日の深夜1時55分から放映中。 特別番組や野球放送などで延長されると、時間帯が一定しないため、毎週番組表をチェックし、Gコードで録画予約している。ずぼらな性格のはずだが、結構はまっている。 番組は作家の筒井康隆氏扮する謎の資産家(なんと繁華街にタキシード姿で現れる)が暇そうな若者に声をかけるところから始まる。 『突然百万円を5時間以内に使い切ってくれと申し出たら、やりますか?やりませんか?』合意した者にはビデオカメラがつきまとい、マイクで会話が拾われ、番組の中でドキュメンタリータッチに紹介される。 百万円は自分のために使い、チップを渡してはいけない...。 突然の申し出に、出演者は狼狽し、非日常的な行動に走る。浪費を是とする者は、何故かロレックスにパソコンかオーディオ、微調整でプレイステーションとDVDソフト、最後に飽食というパターンだ。 中にはあぶく銭を使い切ることに疑問を抱いて、途中でゲーム?から降りた者も居たが、翌週にはあっけらかんと使い切った医学生が登場。 前の週でほろりとさせられただけに翌週との温度差に唸ってしまった。おちまさとの脚本、演出。人生訓がぎっしり詰まった良質の番組だ。
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