トップへ


永遠なる無駄遣い


永遠なる無駄遣い
新潟、山形、秋田

新潟(燕三条、長岡)〜ホテル・ニューオータニ長岡

<寺泊町と水原町>

 寺泊町は、魚が安い町(東京近郊からバスでの観光と買い出しに行く日本海側の町)としてテレビ番組でよく紹介され有名であるが、ここにトリック・アートの「SOWA美術館」がある。但し、名前の由来がなんでSOWA(Something of Wonderous Art)なのかは不明。市町村とは無関係のようだし、事業主(スポンサー)がソウワに関係するのでしょうか??寺泊にはもうひとつ「水族博物館」があるようで、450種類12000匹の魚が大集合のようだ(パンフレットから)。Linは時間があれば水族館やら動物園に直行するのだが、今回ばかりは情報入手が遅かった。次回の楽しみにしておこう。(ちょっぴり残念)

 その他にも寺泊には「菊盛記念美術館」が「良寛の里」の横にオープン(94年5月)しており、見所いっぱい、かなり頑張っているようです。なお、菊盛記念美術館は菊盛嘉雄氏が長年収集したロダンの影響下にある近代以降の日本の彫刻作品ならびに絵画(例えば高村光太郎、木内克など)を良寛の里をオープンさせた和島村の協力(建設用地の調達)を経て完成させたものであり、私財を投じて丹精込めて完成させている。このたぐいの話にはめっぽう弱いので、次回は是非訪問したいとつくづく感心してしまった。

 一方、もうしわけないが、ん??と想われるのが、北蒲原郡水原町にオープンした「水原町ふるさと農業歴史資料館」。平成9年春のオープンなので、既にオープンしていることであろう。都市と農村の交流施設というコンセプトでどれだけの人が呼べるのか?極めて疑問である。だいたい、町役場の農政課の電話番号が掲載されているけど、片面カラー印刷(10色以上を使用しているし、カラー写真も掲載)のパンフレットに、肝心の交通アクセス(簡単に言えば地図です、どこにあるのか、どうやって行けるのか)が載っていない。結局、役所が上(内側)ばかりを見ているから、肝心の地図がないのではと勘ぐりたくなってしまう。

 まあ、町の予算を使ったんだから、何してもいいじゃないか、観光の目玉がないのだから「箱物」が大事ではと言われそうだ。直ぐにでも、関係者から辛口だとしかられそうだが、補助金やらなにやらで税金も投入されているのだろうし、もう「歴史資料を展示し、水原町の特産物を販売する」という発想から脱皮しないと、このままでは観光名所(都市と農村の交流)にはならないのでは と考える(関係者には辛口を再度謝罪します。でもホントだよ)。『皆さまのご来場をお待ちしたいます』とあったが、その皆さまとして誰を対象にするのか、出発点が曖昧のままではないのかと考えてしまう。


次のページへ
前のページへ
目次へ