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<コンファレンス> コンファレンスはRIMSと言って、北米のリスクマネジメントの専門家が毎年一同に会し、共通のテーマを議論するもの。もちろんピンキリのレベルなのだが、学生は学生のカリキュラムを勉強し、プロはプロで情報交換を繰り返す。 それなりにマーケット(顧客市場)を供給し、若手の参入による新陳代謝を可能とする。ボランティア・ベースでのコンファレンスの運営も手伝って、毎年盛況である。 当コンファレンス、来年は50周年なのだから、歴史的な意義は大きい。日本からは、大手損害保険会社を中心に、保険ブローカーなどが集まる。 コンファレンスは講義ばかりではない。専門企業がサービスやサポート製品ならびにコンピュータソフト、各種機械などを展示する。晴海や幕張のデータショーみたいなモノ。でも日本では、様々な思惑が交錯してこのような業界を股にかけるコンファレンスが実施される状況にはない。
出たぁああ、キャプティブだ。一般事業会社(つまりは普通の会社)が自らの保険子会社を持つ戦略。この言葉は覚えるべし。そのうち流行るぞ。沖縄にサミットを誘致した現在、次の一手は、このキャプティブにある。
後ろ姿の東洋人は三井海上の戦略子会社インターリスクという会社の専門家。ばったり出くわし、お互いにああやはり来ていましたかと相成った。マスターはインターリスクの季刊誌にリスクマネジメント分野の寄稿をしたため、顔が知られている。
米国にもしっかり接待はある。コンファレンス後の夕食やら、朝食の時間帯に接待は行われる。必ずしもクライアントだけとは限らず、専門家でも呼ばれることがある。同じ会社の接待でもコースが幾つかあり、呼ばれたコースによりその会社と自分の関係(どれだけ大事にされているか)がわかる。
カウボーイの町、ダラス。あのカウボーイハットにウエスタン・ブーツで颯爽とスーツを着こなすのが、南部のたくましい男を象徴するようだが、ニューヨーカーに言わせるとただの田舎もの(失礼)。西海岸のコンピュータ・ネットワーカーも南部は田舎とぼやく。
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