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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末00#1
ミレニアムの海外逃亡は大胆だ

永遠なる無駄遣い

(5)マウイ島(いわゆる離島)


     

 マウイはカアナパリだけではない。もう少し南部に滞在。まぁ、仕事の関係もあるのでやむえない。

 でもね、シュノーケリングはしますから、ご安心を。

<15%チップ>

 しかしなんですなぁ。gratuity、いわゆる「こころづけ」が強制されるとはなにごとじゃ。まったくもって、日本人観光客がなめられている。で、とうとう日本料理屋で半分くさったような刺身を仏頂面した板前さんに出された上に、勘定に勝手にチップ15%と書かれたので、クレームをつけさせていただいた。  

   

 もしチップに慣れない日本人対策ならホテルにはサービスチャージとして最初から一律15%をもらう手もあるわけだし、まったくもって理解しがたい下品さでありやんす。こういう時には、上から二本線を引っ張り、きっぱりキャンセルして納得のいく金額のチップを払うべし。

<フリーシャトル>

 高齢者や弱者のためのバリア・フリー計画が運輸省主体で始まったが、地方自治体では無料送迎バスを始めてはどうだろう。これ、一昨年にニューヨーク の近郊を訪れた時にもコメントしたが、年寄りはクルマ社会では孤立しがちだ。運転したくてもクルマの免許証の更新はままならない。どこかの知事がうちはスーパーまでただだし、リゾートも完備すると宣言したら勝ちなんだけどなぁ。同じことは税金でも言える。都知事の提案する外形標準課税は公平感ではどうかと思うが、取れるところから取るのは自然なこと。東京に企業所在地や従業員を確保する必要はないし、トータル・リターンとでも言うのだろうか、うちは取らないから、是非いらっしゃいという所があっても良い。引っ越しに伴う費用を出すとか最低10年いるとか、どこか特色を出す地方自治体はないのかね。指をくわえている知事には次期対抗馬が文句を言っても良い時期ざんすがね。

     
<夕日>

 マウイは朝日も綺麗だが、これは早起きをして山の上に行って見るもの。これに対し、夕陽はホテルの海岸でOK。もううっとりするような夕陽が待っている。かなしいかな、仕事やで。

 それでも綺麗な海岸を歩き、時折見えるくじらの姿を眺めてリラックスすれば、新たなファイトも沸いてくる。おいおい仕事やろーーー。  

   

     

<ホテル比較>

 マウイは北のラハイナが栄えている。シャトルバスでは独特の声でウェスティンなどとおばさん運転手が声をかけるが、慣れてきたら、マケナやワイレアがお勧めだ。

 フォーシーズンズはいかにもその系統といった感じで、夕方、6時にはたいまつを持った少年がほら貝を吹く儀式を見られる。吹いた後に火をつけて回るのだが、どこかういういしさが残る。  

   

 巨大ホテルで有名なのは、グランド・ワイレア・リゾート。ウォータースライダーまであり、熱帯魚が泳ぐ池もある。

 でもやはりお勧めは、宿泊に利用したルネッサンス。ここはマリオット系であり、ちょっと隠れ家風。おいおい仕事やろーー(外野の声に配慮)

<ショッピングセンター>

 計算外はショッピング・センターが改築というか大幅に拡張工事中だったことだ。もうすぐ完成と書いてあるが今年一杯はかかりそうだ。おかげで食事はホテルで取るしかなく、フラストレーションが溜まる。サンフランシスコでもらったブーブークリコのシャンパンと成田で購入したさざえの真空パックという何とも言えない組み合わせで胃袋を休ませる。

<アップグレード>

 気のせいか、オアフでのトランジットの飛行機ではアップグレードが多い。しかしなんですなぁ、チェックイン時の最初の一言では、スッチーとの間に緊張感が走る。あら貴方ビジネスクラスではないのね?仕事なら、エリートならビジネスクラスよという貴女、甘いな。お役所仕事で、予算がガラス張りであったり、会社でのパフォーマンス確保、或いは滞在が数週間になる場合、エコノミーだってあるんだよ。そのあたり、オイラの厳しい目もよろしくね。だけど、疲れている帰りの便はビジネス・シートでよかったよ。日曜の夕方に成田到着。明日は朝から全開だ。