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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末00#3
マレーシア・シンガポールの旅
永遠なる無駄遣い

(2)KLからシンガポール、そしてペナン島に - 1/3


<外務大臣を乗せた運転手>

 クアラルンプールから一度シンガポールに向かう。空港へはベンツのハイヤーを利用。120リンギと言われたが、「高い」と言ったらすぐに100リンギ。交渉の国である。タクシーが90なので、ぎりぎりというところ。

 わざわざベンツを…などと言うことなかれ。どうやら快適性もさることながら、運転手の信頼度という面で、安全性が高いらしい。どうも地元タクシーのドライバーとの丁々発止は危険らしい。

 さて、リムジンの運転手にお国柄をひとしきり聞く。マレーシアとシンガポールの確執とか、インド人とマレー人と中国人で構成される社会についてなどなど。彼は中国人。すっかり気に入られ、マレーシアの秘密を一つ。なんと彼、2年前のAPEC会議の際に、河野外務大臣の運転手を務めたという。ちょうどそのとき、例のゴア発言が響き、アメリカの外相を乗せた車は日本の後、2番手だったようだ。ちなみに同僚が乗せたという日本の外相(当時)は小渕さんだった。

 ※ゴア発言 98年にクアラルンプールで開かれたAPEC会議で、アメリカのゴア副大統領が、
       マハティール首相が同席した夕食会においてアンワル前副首相を支持するような
       発言を行ったもの。

<空港を散策>

 午前便でのフライトなので早めにチェックインを済ませ、ひとまず、2階にあるブッフェで簡単な食事を頂く。ターミナル内部には自然光が差し込み、とても明るい。ちょっと構造的にはパリに似ているかもしれない?? 新しい空港なので免税店もきれい。



多くのブランド品が店頭を飾っており
クアラルンプール空港は穴場かもしれない


――― ※ ――― これよりシンガポール ――― ※ ―――

 
<マリオットは便利>

 シンガポールではマリオットに宿泊。オーチャード通りとスコッツ通りの交差点にある。実はここ、映画を見るのに都合が良い。

 ただし、隣は地元の百貨店。工事改造中でややうるさい。シティホール、マリーナ地区はIT関係のイベントなどが目白押しで満室も多く、こちらにした。でもまぁまぁロケーション的には便利である。

 難点は日本のテレビ番組が見れないことと、ホテル前からとはいえタクシーをつかまえるのに時間がかかる点だ。


<郊外のちょっとしたブティック街>

 ホランド・ヴィレッジをご存知だろうか。オーチャードから車で10分程度。欧米系外国人が住む閑静な高級住宅街である。街の雰囲気は日本で言うと東京近郊の「二子玉川」という感じである。

 洒落たイタリアン・レストランやらカフェやら、家具、雑貨のお店が居並ぶ。ちょっとリラックスするにはもってこいの場所だ。中華料理にも少々飽きたところで薄焼きピザを注文。





家族連れでランチに来た彼女
ひとなつっこく愛嬌を振りまいてくれた

 
<スターバックス>

 オーチャードのマリオットの反対側にはスターバックスがある。昔からコーヒーを飲みたくなったらここにきているが、シンガポールでもマレーシアでもカフェがはやりはじめており、ここでなくても超満員のようだ。