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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末00#3
マレーシア・シンガポールの旅
永遠なる無駄遣い

(3)ふたたびシンガポールに - 1/4


 いやはや忙しい。今度はシンガポール側でのミーティングがあるので、再度飛行機で渡ることになった。偉い人達相手だと、アポの日程調整が難しい。

<ペナン空港からのシンガポールへの帰り道>

 ペナンの空港にもわんさか台湾からの観光客が押し寄せている。しっかり遊んだ後だというのに、皆さん元気いっぱい。そういえば、アポ先でインタビューした台湾人技術者は、台湾への帰国便は観光客で満席。予約が取れずもう一泊すると言っていた。

 一方、シンガポールに向かうシンガポール航空(SQ)には出張帰りのビジネスマンが多数搭乗。なんだかちょっとニューヨークからサンフランシスコに向かう機中のような雰囲気である。やはりハイテク関連のエンジニアとかマネージャーが多いのだろう。シンガポールから週一回のペースで行き来するビジネスマンも結構いるようだ。

 機内サービスでは焼きそばのような麺が出る。独特の味で美味。夕食前なので、おいしそうな臭いに小腹がうなるのだが、それよりもシンガポールで行きたいレストランがあったので、ここはしっかり我慢する。

 でも、食事時の新幹線の車内も同様、このシチュエーションでよう寝ていられるなぁというタフマン達には関心しきり。

――― ※ ――― これよりシンガポール ――― ※ ―――


<ベンツタクシー>

 ようやく到着。空港からタクシーに乗り込む。偶然にもベンツであった。快適快適。日系人とか馴染み客がいるらしく、運転中にも盛んに携帯電話が鳴り予約が入る。最近は日系企業も欧米なみに若手が忙しく働き、フットワーク良く動き回るとのこと。それもとびっきり若い女性がはぶりいいらしい。ようやく日本もグローバル・スタンダードに対する危機意識を持ち、本領発揮というところか。

 おまちかねの夕食。高島屋の食堂街にあるレストラン「メコン」でココナツ・ライス。詳細は2年前のシンガポールの旅のページを参照のこと。

<ファーイースト・スクエア>

 翌朝から再び精力的にインタビューをこなし、クライアント先からぶらぶらとチャイナタウンにあるファーイースト・スクエアへ向かう。99年3月に誕生したばかりで、風水の思想に基づいたデザインとか。ビジネスランチを楽しむ人でいっぱいだ。

 
 飛び込みで入ったレストランは北京料理。どうやら、昔は評判の店だったのが、シェフが北京に戻ったため、餃子などの料理が突如消えたらしい。この近辺は北京料理が珍しいのか、少し西洋風のアレンジをしているせいか、料金はやや割高であった。

 ファーイースト・スクエアの一帯は、かつて中国沿岸部からの移民たちが集落を作った地。先代の偉業に敬意を表し、古い廟をそのままに取り込む形で構成されている。

 ただし、個人的な感想としては、川沿いのクラーク・キーやボート・キーまで出かけて、インド料理などに舌づつみを打つべし。(過去分参照





<サンテックシティ>

 コンベンションセンターとして鎮座するサンテックシティへ。先週までは、大きなマルチメディア・フェアが開催されていたが、キーパーソンはその後全員台北でのシンポジウムへ。

 なんだかコンベンションを経由して、世界のドットコム関係者、IT関係者のハブが完成されているような錯覚を覚える。彼らがその前に集ったのはサンフランシスコらしく、さらにその前は沖縄だった。


サンテックシティ一帯の施設の模型

 
 近くの日系自動車会社を訪問後、空港へ。空港当局との意見交換。近いとはいえさすがに空港と都心を往復していると疲れる。

 夜は胃休めと称し中華料理を少々遠慮気味に(?)いただく。太るだろうなぁ…。


豚足ソバ(乾タイプ:汁なし)とスープを別々に注文