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永遠なる無駄遣い


永遠なる無駄遣い
コートダジュール、パリ 1997

(5)マントン - 3/4


<マントンの市場>

 そろそろお昼時なのだが、コクトー美術館の前のレストランがおいしそう。でも通りすがりに気になっていた市場を定点観測。猪のハモンがぶら下がっている。市場には、大宅さんへのおみやげの辛口のオリーブ・オイルを探す。酒屋さんにイメージに近いのがあったが、辛みの分量が足りない。この程度だとパス。市場の中で写真撮るには勇気がいるが、読者のためにパチリ、パチリ。インターネット始めてだいぶずうずうしくなってきた。場合によっては撮らない方が良い時と場合もあるはずなのだが、うーん、状況を伝えるためにはいたしかたない。

 市場をうろうろして、庶民的な流行のパン屋さんを発見。こっちの人にとっては、ほかほか弁当の御飯だけを売っている店なのか、デパートの味の名店街にある赤飯やらおこわを売る店と一緒なのかと、勝手になっとくしながら、クロワッサンとツイストした揚げパンぽいものを買う。結構、猿岩石状況です。今日は胃休めの日だから。これで昼は済ませる。

 その後、市場からビオベ広場の道を真っ直ぐ戻る。ちょうど、海岸線に向かって二等辺三角形のもう一方の長片を戻る形だ。

 途中、オリーブオイルを入れる綺麗なビンを発見。自分の土産に買う。今でも結構気に入っている。美しい。その後も旅の途中途中で探すも、同等の物には出会えず。

 それと「たまごっち」の偽物を発見。コートダジュールでは初めて見つけた。完全なコピーで中国語でうんたら、こうたら、日本で有名な「たまごっち」と書いてあった。店の展示品の写真を撮っていたら、バカンス中のフランス人のお嬢ちゃんが「タマゴォッチィー」と指差し、見物の仲間入り。ついでに、両親に同意を求める微妙なカメラ目線の姉妹をパチリ。


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