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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末99#7
北イタリアで優雅に過ごす

永遠なる無駄遣い

(3)ベネチア - 3/5


<さっそく本島〜リアルト橋近辺を散策>

 ベネチアは安全との印象がイタリア人にもあるのだが、それでも治安は悪化しているそうだ。スリとかには充分注意が必要であり、最小限の小銭とカードを一枚持つだけに留めておきたい。
 但し、ちょっとした飲み屋(バカリ)ではカードは使えないので要注意。

 7年ぶりなので、街の距離感(大きさ、方位)などを確認しつつ、昼飯兼早めの晩飯を探す。場所はサンマルコの裏、リアルト橋の手前。

 リアルト橋は「リトル・ロマンス」の撮影場所。橋を渡った反対側に有名なバカリ(小料理屋というか一杯飲み屋)が数軒ある。空きっ腹だったので、目的のレストランに行く途中で少しつまむことに。

 がーーーん。有名で美味しいと言われる「フィオーレ」が夏休み週間に突入し、2日前から休業中だ。だから電通の仕事を引き受けなければ良かったんだとブツクサ言いながら、「エノテカ・アル・ボォルト」で軽く一杯。白ワインをがぶがぶ。

 店はオープン直後でまだまだ準備中だったためか、早々と退散。たいそう有名な店で、外国人もわんさか登場。商売上手ではないためか、ニコニコしないが、無愛想ではない。但し、料金はピカ一で、ちょっと高いかなぁと感じる。


魚料理が評判のフィオーレの看板
夏休みであったのが残念

 高そうなので早々と退散し、次に行ったのが、リアルト橋の先にある「サンポーロ地区」にあるバカラ系のレストラン。

 ここでのチョイスは、「ド・モーリ」と「ド・スパーデ」だが、前者は中が薄暗く、空きっ腹のオイラにはちょっと不向きだったので、後者へ。


ド・スパーデの入り口
 スパーデは剣の意味で、昔(400年前)に決闘が行われたらしい。極端な話、チーンして出すような料理も多いし、アイスクリームは売られているものをカップに出すだけだが、リゾットとライスコロッケとか、家庭の味と雰囲気が堪能できる。

 時間帯にもよるが、それほど混んでおらず、サンドイッチ類も有名なのでお試しあれ。お薦めの一軒である。
(但し、リアルト橋近辺は、サンマルコに劣らぬ観光スポットであり、人混みにまぎれてのスリが多発するので、くれぐれも注意をするべし)

 軽く食べて、移動日の疲れを癒し、早々と退散。リド島で静かに夜が更ける。