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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末99#7
北イタリアで優雅に過ごす

永遠なる無駄遣い

(3)ベネチア - 4/5


<二日目〜美術館>

 朝食は、ホテル・デ・バイン内のレストランにて。各自セルフサービスで頂くのだが、これだけ高級なホテルになると当然食材も文句のつけようがないものが用意されている。高級ホテル宿泊の時は、朝食付きの宿を選択し、しっかり朝食べるのが一つの方法。栄養は朝つけるべし。


朝食のテラス。快適であーる

 その後、ホテル専用船で本島に行き、ブルガリやアルマーニなどで目的の品物を調達しつつアカデミア美術館、そしてサンタマリア・デッラ・サルーテ教会に向かう。

 教会と教会の間にゴンドラなどの船を作るメーカーが少々。辺りは、水抜きなのど基礎工事などが行われていたので、数年後には散策コースとして活用されることであろう。


ブルガリのお姉さん
とても美しい人だった

ベネチアの船大工さん

 昼を食べそびれたので、夜はお上りさんコースをということで、リアルト橋近辺のシーフード屋「オリエンタル」へ。
 どうしてもスカンピ(手長海老)を食べたかったからなのだが、こういう高級食材は観光客向けのお店でないと出してくれないからだ。

 ようやくありつけたスカンピは、焼き鳥の串に刺した大海老ではなく正真正銘のスカンピであったので、大満足。


オリエンタルのスカンピ

<それでも雨は降ってきた>

 そうそう、マスコミでオイラは「雨男」の話をしているが、やりました。やりました。

 そんなに珍しいことではないとベネチアの人は言っていたが、土砂降りに遭遇。バポレットは止まるは、リド島までの帰りは四苦八苦した。まぁ、極めて楽観主義のオイラは、バポレットが止まっている間、ホテル・ダニエリで一休み。ホテル・デ・バインへの連絡船はどうやら増水したために運航を中止したため、運航再開したバポレットでリド島に向かう。


傘をさしての給仕

雨に濡れないように犬をかばう二人

 だいぶ時間をロスしたのだが、同じホテルに宿泊中のイギリス人と船を待つ間に話込むことが出来た。

 この人は、コンピュータ・プログラマー(SE)で、金融機関のカード戦略などを担当している。背中を痛め、早期退職制度を利用して退職したばかりだそうだ。

 奥さんがITT関連のホテルに勤務している関係で、シェラトン系のホテルには安く泊まれていたのだが、ITTが一連の買収騒動でシェラトンを手放したため、今回が特別レートで泊まれる最後のチャンスだそうだ。退職をねぎらい、二人で仲良く来ていた。

 娘さんがドイツに留学し、今年どうにか卒業。ダイムラー・ベンツ社に就職が決まり、経理担当の卵として出発の様子。

 専門はと聞かれ、金融とかマーケティングとかインターネットの話をしている間、オイラの年齢を聞いてきたので、ナイスミドルと答えたら、とてもびっくりしていた。