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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末99#7
北イタリアで優雅に過ごす

永遠なる無駄遣い

(4)コモ湖- 2/5

<ホテル選び>

 ミラノのリゾートホテルは何処も満杯。ハワイ・ワイキキの正月のシェラトン同様、好きな人は前の年の宿泊精算の時に翌年の予約を入れるらしい。
 で、泊まりたかった「ビラデステ」は満杯と言われ諦めた。

 こうなると、冒険してフェリーで2時間の「ベッラージョ」まで足をのばすことも考えられるのだが、山中湖のずーーと奥の方までタクシーを飛ばすような行為はコストパフォーマンスが良くなく、結局コモ湖周辺にて探すことになる。

 ところが、コモ湖に関する情報が日本では足りない。行ってみてようやくわかったことをココにアップするのだから、これから行くみんな感謝してね(笑い)。

 えーーとコモ湖周辺だと「パレス・ホテル(でかい、とにかくでかい宮殿のような議事堂のようなものの跡利用)」「テルミニ(ちょっと部屋の内装がペンション風というか色彩豊かで個性あり)」それに「バルケッタ・エクシオーネ(日本料理屋あり)」が推薦できる。
 これらはコモ湖に面しており、まぁまぁ便利な環境にあると言える。

 特に前2つはお奨め。その根拠はアラブの大富豪が泊まっているから。そういう所は定番の宿として彼らが使うので、コストパフォーマンスが高い。彼らは一夫多妻制だから、家族を大量につれての観光となる。よって、そこそこ良くて、安くて、交通の便が良い場所を選ぶのだ。


ホテルの室内。
これでも早く予約したので、コモ湖に面して、テラス付きの部屋を確保できたようだ。

 そうそう、3つ目はJTB関係のツアーで利用しているらしい。個人的にはフロントが狭くて、あまり好きではなかった。

 で、オイラはというと、日本で得られる情報ではこれらホテルの説明が悪く、結局、おいおいマーケティングの勝利ではと感じるほど4ツ星にはほど遠い「メトロポール・スイス・オラック」に泊まったのさ(沖縄の方言?)。

<中華料理>

 コモ湖で一番お世話になった中華料理屋は、ホテルの横にある。ミラノで店を構え、20年働いてコモ湖に移ってきたらしい。

 何がおいしいかと言えば、ここの焼き餃子(貼鍋と書く)。
 6個で日本円で500〜600円とけっして安くはない(物価は一緒)なのだが、ジューシーで肉(或いは海老)がとても美味しい。

 東京では焼き餃子評論家を自称するオイラもここの餃子は格別だと、続けて2日も通ってしまう。


18歳の店の女の子。親戚の子らしい。こちらに来て2年。ちょっとホームシックにかかっているのだが、忙しくて帰してもらえず?