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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末99#7
北イタリアで優雅に過ごす

永遠なる無駄遣い

(5)ミラノ - 2/3


<移動中:7/28昼前〜昼>

 な、なんと朝から雨。おお、やはりコモ湖でも「雨男」健在か?
 予定を遅らせ、昼前の列車でミラノに向かう。(約45分)。

 コモの駅では、見知らぬイタリアの親父が近づいてきた。ハポンとかチャオとか。
 奥さんを連れてこざっぱりとしているし、まぁいいかと、こっちも「チャオ」と返事をしたら、大喜びですぐ横まで来て、暫し身ぶり手振りのボディランゲージが始まった。
 えーーと大げさではなくこういった会話です。

おじさん:
『警察官を退職して....、日本が大好きで...、おまえは東京からなのか?』
マスター:
「そうそう東京です」
おじさん:
『日本、イタリア、昔から友達...。第二次大戦では一緒に、どどどどっど...びゅーーーーーん(飛行機の翼のように両手を広げ、飛ぶ様子..)』
マスター:
「......(時代錯誤..まぁでも悪気はないし......)」
おじさん:
『サッカー。ほれ、サッカー、なんだっけ、そうそうナカタ。あれいいよ.....』

 列車がようやく到着。
 いそいそと禁煙列車に乗り込み、その後のおじさん攻撃から解放される(ほっぉおお)。

 で、次がなんと前に座っていた中国系の老夫婦。
 えーーと背中越しに居る娘夫婦の元(スイス)に遊びに来たそうだ。えへん、おほん。さっそく中国語でコミュニケーション。とは言っても北京語。上海なまりはパスしてもらった。

 えーー、なんでも旦那(イギリス人?)が上海の語学学校(外語大?)に留学中に、娘さんと(当時語学学校で学友というか、学校でナンパ?)知り合い、結婚。娘夫婦は、香港勤務を経て、今はスイスに居るとのこと。中国を出国して3ヶ月。あと2週間で帰るとのこと。

 今日はミラノに遠出をするらしい。
 で、アジア情勢分析を生業の一つとするマスターは、ここぞとばかりに市場経済導入の効果と持続性を確認しまくった。

 上海出身で、娘が海外に住んでいるため、かなり恵まれている(バイアスがかかる)。
 とは言っても、このまま市場経済は拡大安定していくのかなと、少しは安心した。
 (それでもオイラは人民元切り下げについては、来年の1月末が怪しいと考えている。)

<宿泊ホテル>

 まぁ、ミラノでなくとも駅周辺は安く、それでもってジプシーとかも多いから、中高級ホテルであるならば、ドゥオモ周辺で探すべし。
 但し、中高級と言っても、ビジネス用と観光用で微妙に価格が違うので、少し注意が必要。

 結局、ドゥオモのちょっと裏に位置するホテル「デ・ラ・ヴィッレ」に決定。4つ星であるが、まぁまぁという所か。立地もまぁまぁ。お奨めではあります。

 そりゃ、欲を言えば、「フォーシーズンズ」や「グランド・ホテル・エ・デ・ミラン」がお奨めだが、5つ星はなぁ..百年早い。ビジネスでも百年早い。


ホテルの部屋の状況。やや狭い