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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末記'98ニューヨーク、バミューダ、シカゴ
永遠なる無駄遣い

1/10頁 ★ 成田→ニューヨーク

 3年ぶりのニューヨークに向け、成田を出発。特に変わった出来事もなく、無事現地に到着。

 そうそう、この行きのJAL。香港からの乗客が隣だったのだが、ポマードがきつくて、少し頭がくらくら。


<ポマードのおっちゃん>

 そのポマードのおじさん、見るからにやーさん風で、金ピカのロレちゃんをして、ダブルのストライプのスーツ。ちょっと大阪のコテコテの演劇みているような状況で、三人席の真ん中に挟まれていた。ニューヨークにこっそり連れていく彼女がやはり前の席に挟まれていた。

 で、当方、彼らの台湾語の会話を聞いて国籍とかが解ったので、会話は慎んだ。だって、仲良くなって隣の席代わってと言われたら、スペースの関係上、落ち着いて仕事できないから、ひたすら沈黙、沈黙(まぁ、向こう行ったらイチャイチャするのだろうから、いいよね)。

<ファーストクラスのヘッドフォン>

 たまたまビジネスクラスにまぎれて置いてあったのか、或いは次はファースト・クラスを利用してねキャンペーンだったのか、ファーストクラスのヘッドフォンを利用できた。これ、かなりの優れもの。航空機での移動でもっとも疲れるのが、エンジン音なのだが、まったくもって、それらの音にフィルターをかけ、シャットアウトしてくれる。理論的には、一定範囲の周波数をカットするのだが、結構凄いことをやっているのかも。ソニー製品でした。

<機内上映映画>

 シンガポールでの前回(98/9)出張では、ドクター・ドリトル(エディー・マーフィー)を見たのだが、今回の行きの映画は、ベルテン(ベルリン天使の詩)の続編(パクリ)と言われる「シティ・オブ・エンジェル」。ニコラス・ケイジとメグ・ライアンなのだが、あたしはメグ・ライアンの泣き面が嫌いなので、醒めて見ていた。だいたいアメリカ映画はイージーなんですよね。人間の苦悩と人生のはかなさ、予期できない将来への不安と期待を描いてはいるものの、カラーのフィルムを無理矢理セピア色ですと脚色したような内容(注:映画自体はカラーであり、例えですがな)。これに対して、ベルテンは完全に白黒だもんね、凄いよ。良い映画。

 そうそう、ライオンキングもジャングル大帝のパクリだけど、このシティエンもベルテンの完全なパクリ。まぁ、でも何か映画を見るんだったら、見てもいい映画ではあります。

 もう一本見たのは、「ポウリー」。これよかったですね。やはり動物が話す映画としては、ドクター・ドリトルに似ているのだが、こちらの方が数段上。見るなら絶対これですぜ。ポウリーは、ひょんなことから喋れるようになったオウム。喋れることで数奇な運命をたどり、監禁される。どうやって流れ着いたのか、過去を遡りながら、最後にご主人に逢えるというもの。いやぁーー、オウムのポウリーの独特の悪さぶりが結構会話として楽しめる。

<オイラの誕生日>

 別に企んだわけではないのだが、機内で誕生日と相成る。事前にスタッフ一同に強がりを言い、機内でスッチーにお祝いしてもらうと言ったものの、結構オイラと同じか、もっと上のお姉さんが多くいらして、メリットないのでパスした(なんのこっちゃーー)。

 でもね、基本的にはおばはんスッチー(注:失礼、そんな意図はないのだが、文脈の流れでこう表現させて頂いた、許してね)がいっぱい居た方が良い。だいたい、綺麗な若いスッチーだけで、お人形さんのように着飾り、香水ぷんぷんなのは、セクハラの職場だぜ。だから、長く勤務すれば年を取るし、みんなで成長すれば良い。基本的に彼女らよく働いていたし、合格合格。みんな頑張れーー。私達も応援しよう。彼女ら(他にも教師、看護婦など)が、女性の社会進出の一翼を担ったのは間違いない。


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