メディアの攻防(マーケティング目線)

201306182214日曜日の昼下がり。

見る番組(正確には、仕事しながら、横のテレビで流れているラジオのようなテレビ音声)は、決まっています。

 

最近の私の昼は、「うち来る」(フジテレビ)。

で、そのあと、再放送の「鑑定団」(テレビ東京)が13:00から。(正確には、12:54~14:00)

そのあと、また「ザ・ノンフィクション」(フジテレビ)(14:00~14:55)に戻ります。

良く番組は、囲碁のようなスペース取りだと指摘していますが、

縦横みながら、何を持ってくるか、テレビ局の番組編成が、その局の命運を握ります。

縦は、局内の争い。横は、ライバル局との争い。

定番となる番組があるわけですから、それにチャレンジする。

視聴率と視聴者を見ながら、スポンサーは、どこの番組を買い取るかが決まります。

今日、おお、凄いなと思ったのは、フジテレビの「うち来る」の最後のお手紙読んだら、シームレスに、

すぐに、次の番組「日本語探Qバラエティー」(再放送)が始まったことです。

最初、番組宣伝かと間違えたくらい。

下手にCMを流して、チャンネルを変えられるなら、変えさせないためにどうするか。

冒頭に、面白いコメントを持ってきて、釘付けにする。

一度刷り込まれると、なかなか他の局には行きません。

これは、「ドミナント・デザイン」支配的設計と呼ばれる手法です。

使って便利なら使い続ける。カッコいいから使い続ける。

使い続けること、そのための提案がイノベーションなのです。

新しいことを提案することの行為自体ではなく、それが定着し、過去のものと置き換わる。

テレビの世界は、マーケティングの最前線。とっくの昔に、下請けや専門業者による分業、オープンイノベーションが定着しています。

さらなる、工夫は何か。

また、伝えます。

店主


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