【自分イノベーション】「ワークスタイル~睡眠時間削り、楽しむ」

66.アランシルベスタイン  働き方をどうするかは、悩ましい問題でもある。

生活のために働く。働き場が自らの興味、好きの方向と合致していたならば、良いが、そうでない場合。

或いは、独立、自らの個性を確立し、デザイン一本、スキルだけで生きていくのは、並大抵のことではない。

最近、イラストレーションを学び始め、伝説的な師匠と語れる機会があり、あれこれつぶやいた。

(僕のTwitterの2015年7月2日、10:26~10:53を取りまとめたもの)

 

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ワークスタイル1:

若手スタッフ。戸惑いながらも、夢を語り、夢を追う

中堅スタッフ1。人の痛みが解り、若手の相談に乗る

(年齢区分ない)

中堅スタッフ2。マンパワー含め、コスト計算が出来る

マネジャー。全体を見渡せる。ある部門や領域を任せられ、利益出せる。損をしない

 

ワークスタイル2:

業種によって、働き方違う。

なので、09:00〜17:00と思い込まない。

24時間の等分の仕方。
家族やパートナーとのペースを合わせる。

自らの年令、歩む速度で、次につなげる投資(インプット)を考える。インプットは、相手に見える形で。訴求力大事。

 

ワークスタイル3:

資格(学歴や偏差値、地頭)がないと相手にされない業種はある。国家試験受けるとか

一方、試験や暗記が苦手で、後から開花するケースもある。なので、諦めず、焦らず。行ける業種、職種、梯子や隠れ扉を探す。聞き出す

そして、年令関係なく、いまでも、若くしての丁稚ある

 

ワークスタイル4:

僕のデザインの師匠の話。(伝説的な方)

ある時、宮沢りえさんの撮影に立ち会った。そしたら、カメラマンさんに、写真ポスターは、どういう場面で使うのかを聞いていた。

駅の横に貼るならば、語るような視線。店の中なら、見つめるような視線で、撮りたいと。

 

ワークスタイル5:

師匠「当時のあの若さで作品に対するこだわり。作品の使い方、対象に目が向いていた」

師匠「スキルは、スキルを際立たせることを360度で貪欲に吸収すべし」

師匠「そのためには、寝不足、ふらふら。でも、楽しい。好きなことだから」「やがて翌日の体力リセット習得」

 

ワークスタイル6:

僕も、そう思う。アイデアのネ申が降りるには、努力。命を削り、自由な時間を奪い、コツコツと積み上げる。

そのご褒美に、ネ申が舞い降りる。そのための環境の整備。先ずは、奪える自由な時間を創り出す。

好きなことと、仕事(生活の糧)の距離が遠ければ、夜中と週末。

 

ワークスタイル7:

好きなことを優先するか、生活の糧が大事かは、人それぞれ。

家族やパートナーが支えてくれることもあるし。時間かけ、中年なってから、高年なってから、スタートすることもできる。

ただし、好きであり続け、準備運動、柔軟運動を欠かせてはならない。

 

ワークスタイル8:

人に認めてもらうには、同じ時間、締め切りが決まっている中でのアウトプットの質を維持する。(量と、質と、仕上げるスピード)⇦それらが、標準化されていて、独特の視点。

それと下剋上。大御所やプロの提案に違う切り口。ただし、斬新すぎると、使う側は、使い辛い。

 

ワークスタイル9:

まとめますと、一斉に早朝勤務(夕かつ)しても、効率的にはならない。

全員が窓口や職場にいなければねらないのか。

効率とはなにか。生活とはなにか。

だらだら延長線上で、惰性で生きない仕組み作りが、とても大事ってことで。

 

ワークスタイル10(補):

(⇩限られた時間で、まとめたもの)その中で、クオリティ維持し、今ある仕事を投げ出し、とりまてめています。

 

➡☝「新幹線放火殺人」www.linsbar.com/e2/?p=1334

(瞬発力と、柔軟性のトレーニング)
(緊急時のメディアトレースも、トレーニング)

(完結にまとめるだけでなく、提案、代替案、ものの見立てが必要)

 


【現代リスク】「新幹線放火殺人」

DVC00211衝撃的な事件が発生した。

1964年に東海道新幹線が開業して以来、無事故だった新幹線。世界に誇る安全な乗り物で、乗客(容疑者)が放火し、本人を含む2名が死亡。火災により、煙を吸うなど、負傷者は26人となった。

 誰かが新幹線車両内で、油や有毒なものをまいて、車両ごとテロを起こす可能性は、以前から指摘されていた。

海外の事件事故例を参考に、乗降口と運転室出入口には、防犯カメラが設置されている。しかし、それらはモニターでの目視であり、運転手以外の車掌は、定員1300名余りに対し、わずか3名。限界がある。

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≪事件事故の概要≫

2015年6月30日、午前11:00に東京駅を出発したのぞみ号が、発車から30分後、小田原駅手前で緊急停止したとの第一報が入ってきた。

やがて、誰かが灯油のようなものを頭からかぶり、火をつけたこと。先頭車両の両側のデッキ付近に男女が別々に倒れていること。両方から点火したなら、テロではないかとの指摘がされている。

テレビは現場からの中継映像に切り替わり、随時入ってくる確認情報をもとに考えられるシナリオを提示する。だが、実際には、車内に乗り合わせている目撃者らの生のつぶやきが、SNSを経由で、よりスピーディーに手元に届く。

現場検証を終え、車両が自走して小田原駅に到着したのが、午後2時50分過ぎ。全乗客らがようやく下車した。メディアへの乗客らの証言により、さらに緊迫した車内の様子が明らかになる。

容疑者のポケットにある運転免許証のコピーから、都内在住の71歳の男性の犯行と判明した。また、残された荷物から、死亡した女性は、伊勢参りに行く途中だったという、横浜市在住の整体師だった。

 

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≪イシュー≫

事故の原因は、今後徐々に明らかにされるが、企業や官庁、個人へのリスクマネジメントにどのような影響が考えられるか。

(1)どうやって防げるのか

今回と似た車両放火事件は2003年、韓国・大邱市の地下鉄で発生している(192人死亡)。欧州では、ロンドンとパリを結ぶ国際高速鉄道「ユーロスター」のトンネル内で、トラック輸送用貨物列車で火災が発生し、その後の列車運行に支障を来した事例がある。JRでは2007年7月から、新型車両「N700系」に防犯カメラの設置をはじめ、各種安全対策訓練も行われているようだ。

しかし、安全とダイヤの正確さを謳う日本の新幹線では、乗車前に荷物検査を実施するとなると、現状のダイヤを維持することは出来ない。

また、全席指定にして事前予約が必要となると、利用者の手間も増える。

何かをやらかそうとする者と、それへの防護策は、いたちごっこの関係にある。結局、リスク回避を徹底することは、マネジメントコストを上昇させるため、その負担は乗客に跳ね返ってくる。

ドア・トゥ・ドアで考えた場合、大都市を中心に、東京~名古屋~大阪間がドル箱であり、インバウンド(外国人観光客)でも、ゴールデンルートと称され、利用頻度は高い。

海外では、「ユーロスター」が空港並みに乗車前に荷物検査を行い、決められた数、大きさの手荷物を越えて持ち込む場合には手数料を取る仕組みになっている。(注1:ユーロスター、手荷物取扱規約の変更)

また、中国では、列車テロへの警戒もあり、荷物のX線検査が行われている(注2:中国での手荷物検査)。大きな荷物を持ち込む乗客は、荷物をベルトコンベアに乗せ、並走する形で、荷物検査を済ませる。(他に、高速鉄道のチケット購入には、各自の身分証の提示が求められる)

 

(2)荷物検査は必要か

事件後に、荷物検査の必要性が議論されている。誰もが、検査は今後必要になると考えるが、検査を行う手間と時間は、利便性と相反する側面を持つ。定員1300人超、最短3分間隔で運行を続けている今の状況で、果たして荷物検査が出来るのか。

少なくとも、発車ベル直前の駆け込み乗車は出来なくなる。

また、荷物を預け、降車駅のターンテーブルでピックアップするなども、事前の荷物管理方法等を考えると現実的ではない。

仮に事前に荷物をスキャンする体制を整備するにも、駅という限られた既存のファシリティの中で、新たな機器の導入は、初期コスト、スペース、さらにはオペレーションコスト(マンパワー)の増大などを含み、様々な困難を伴う。

 

(3)過密ダイヤをどう維持するか

大きな事件事故が発生すると、一時的に移動手段の見直しを行うのが利用者の心理だが、チケット手配やドア・トゥ・ドアでの効率性を考えると、新幹線は便利である。昨今、マイルの導入やLCC(格安航空機)の登場で航空業界も巻き返しを図っているが、駅からのアクセスを含め、トータルで新幹線が飛行機を凌駕する時代になっている。空港は郊外に立地し、街中心部への移動に時間がかかるほか、荷物検査など含め、待ち時間が多く、天候(豪雪や濃霧、台風など)に左右されやすい。

飛行機は、機体の大きさにもよるが、国内線では座席数が100席から多くても500席程度。一方の新幹線は、16両編成で1323席。それも、東京-名古屋-大阪という大動脈で、何らかのアクシデントがあるだけで、振替輸送を含め、半日~1日影響が出る。

この大動脈は、今回のような事件だけでなく、首都直下地震や活火山の噴火・降灰などでも影響を受ける。かつて、東名高速の中央分離帯に、第二の新幹線、あるいは貨物新幹線を造る案が議論され、リニアモーターカーによる代替案なども模索されているが、これらの実現は少し先になる。

もう一つは、バスなどを自動運転にして、高速道路を使う考えだが、現状でも深夜バスを含め、季節や時期により渋滞する。まして、バスの定員が50人とすると、1000人を運ぶには20台。これらが3~5分ごとに走り、大きな駅で乗客を降ろす。無理な話である。

 

(4)不満殺人

今回同様、車内で液体をまいて焼身自殺をした例は、2003年、長野県を走行中のJR中央線で発生している(この時は、ほかの乗客は全員無事)。さらに遡ると、1980年の新宿バス放火事件などがある。

世の中への不満、あるいは自分自身の仕事や生活の躓きでは、本人が命を絶つだけでなく、周りを巻き込むなど、より過激になる。

容疑者は、暫く前に仕事を辞めた(高齢で退職になった?)とも漏れ伝わる。普段はおとなしく、何かをしでかすとは思えない人物像。生活が行き詰ったのか。

一方で、ゴミ屋敷と称する住民もいる。片付かない、片づけられない、余裕のない日常は、誰にも訪れ、どこかで共通する課題がある。

新幹線の先頭車両を、カートを引きながら行きつ戻りつする容疑者の風貌は汚れ、浮浪者にも見えたようだ。

不審者に声がけし、それでも防げない現状。個人情報をどこまで管理し、その言動をどこまで制御しないといけないのか。

被害に遭われた方の、驚きと戸惑い。超高齢社会の新しい課題が浮上したともいえる。

 

(5)輸送会社の改善

のぞみ号の場合、先頭の3車両を自由席にしているのは、グリーン車などがホーム中央の階段口付近に停車し、なるべく改札までの歩く距離を短くするためである。

しかし、運転台に近いことや、運転台への侵入に特別な措置を施していないとする専門家の意見が正しいとするならば、運転台に近い先頭車両を、自由に行き来できる仕組みにすべきかは、要検討となる。

また、どこの車両から入っても、先頭から後尾まで、誰でも自由に行き来できる、かつての汽車時代の名残は一掃させることも検討できよう。

チケット購入時の身分証の提示や、顔写真とチケット購入者の一致、デッキなどで、不審荷物の確認、あるいは荷物を車両内に持ち込めないよう車両の下半分に納める(長距離/空港バス方式)など、若干の改良などにより、徐々に改善が可能だ。

数年に一度のランダムな出来事なのか、いったん発生したら、模倣犯が登場するのか。東京オリンピック2020年の本番、あるいはインバウンド(外国人観光客の誘致)に向け、再検討が求められる。

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<参考サイト>

注1:ユーロスター、手荷物取扱規約の変更(ヨーロッパ鉄道旅行ガイドサイト)

http://www.railguide.jp/news/2014/01/post-69.php

 

注2:中国での手荷物検査(エイビーロードサイト)

http://www.ab-road.net/asia/china/beijing/guide/traffic/08388.html

 

 


【現代リスク】台湾レジャー施設での爆発事故

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台湾のレジャー施設のイベントで、粉じん爆発が発生。500人超の被害者の大惨事となった。

隣国での混乱は、マネジメント不足で発生したものなのか。

 

 

実は日本でも、身近で起こりうる事象であり、国内イベントも同事故をきっかけに、既に中止となったものもある。

以下、事件事故の概要と、想定しうる企業や個人への潜在リスクを分析する。(2015年6月30日、11:00現在)

 

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≪事件事故の概要≫

台湾北部の新北市にある遊園地のプール「八仙水上楽園」で、2015年6月27日夜、粉じん爆発が起こり、500人以上が火傷を負った。

粉じん爆発の発火原因は究明中だが、会場で行われていた音楽イベントで大量にまかれたカラーパウダーに引火したと見られる。パウダーの原材料は、トウモロコシの粉に着色したもの。

パウダーには、火気の傍で使わないように注意書きがしてあり、主催者も2年前に警察から使用上の留意など警告を受けていたことから、危険性を認識していたのではないかと現地メディアが批判している。

事故発生直後には、140台の救急車が出動し、458人(重傷97人,輕傷361人)を27の病院へ搬送した。なかには、救急車の到着を待てずに、自力で病院に駆けつける人も見られた。(注1:事故直後の搬送状況(地元メディアの報道))

邦人女性2名も火傷を負っているが、命に別状はない。他に、香港や中国、シンガポールなどからの観光客や留学生らも事故に巻き込まれた。

事故現場には、タバコの吸い殻やライターが散乱。他に、音響設備の過熱、照明器具(投光器)の過熱などが、火だねとして指摘されている。

なお、粉じん爆発は、①火だね、②閉鎖された空間。屋外でも空気が流れない場所、③酸素などの供給、④散布による空気接触、⑤可燃性粉塵(ここではカラーパウダー)で発生すると現地専門家が指摘している。

 

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≪イシュー(想定しうる潜在リスク)≫

事故の原因は、今後徐々に明らかにされるが、企業や官庁、個人へのリスクマネジメントにどのような影響が考えられるか。

(1)イベント主催会社の危険性認識

今回の事故について現地では、管理側の手抜きなどがメディアで報じられているが、日本のイベント会社も驚きを持って事態を受け止めている。

実際、日本で開催されるマラソン大会やライブコンサートなどでも、カラーパウダーを吹き付けることが行われている。(注2:今回の件を受けて、ローソンHMV エンタテイメントでは6月29日、7月開催予定の「Coloa Me Rad HOKKAIDO」(カラーパウダーを浴びながら走るイベント)の中止を決定」)

台湾でのイベントは水を抜いたプールで行われ、天井もない解放された空間だったが、観客が密集し、粉じんが足より下にたまっていくことで、密閉状態がつくられたとみられる。

主催者側は、イベントを盛り上げるためにも、より多くの観客が集積するよう演出する。観客が集まれば集まるだけ儲かるし、イベントは成功したことになる。このあたりの歯止めをどうするか、空間(スペース)に詰め込む人数は、時々、酸欠を引き起こすコンサートからも、熟慮すべき問題となろう。

 

(2)主催者、プールを貸したテーマパーク側の補償問題

テーマパーク側は、イベント会社に場所を貸し出しただけとし、事故発生直後、深夜の会見で、自社(テーマパーク)側には過失はないと説明した。

一方のイベント会社の責任者は、当日の風が強すぎたとメディアの取材にコメント。その後、主催者側の責任者や舞台演出家、機器操作の責任者らが警察に拘束されている。

治療費などを含めた被害者への補償はこれからだが、保険会社の保険範囲だけでは支払いきれない額に上る。

夏を迎え、国内でも各種大型イベントが予定されているが、マネジメント側の対応、保険や補償などの再考も求められよう。

 

(3)病院搬送と病院の受け入れ態勢

新北市市長は事故後、近隣都市へ救援を要請している。

救急車の手配が追い付かず、個人が搬送するケースもあった。1万人規模のイベントで500人の負傷者が出たが、これだけで病院が満床になった点などが現地メディアで指摘されており、さらに大きなイベントでは、どう対処するかが問題となっている。

また、若者の悲惨な火傷に遭遇し、病院スタッフにも心のケアが必要との指摘もある。

 

(4)コミュニティでの自律システム

台湾では兵役があるため、予備役を含め、緊急時に動けるトレーニングが実施されている。また、ボーイスカウトやガールスカウト、学校での教育啓蒙を含め、コミュニティへの貢献意識が高いといえよう。

他人をケアする姿勢は、東日本大震災での多額の寄付、ボランティアで来日し、静かに清掃をする台湾の若者らの行動から見て取れる。

はたして、緊急時に、一定の知識を持ち、素早く動ける体制を取れるのか。迫る首都直下地震に向け、トレーニングの仕組み、システム化が求められよう。

 

(5)総統選挙への影響

新北市は、国民党(与党)の朱立倫氏が市長を務める。市長は現在、国民党主席でもあるが、2010年の市長選では、次期総統選の野党候補となる蔡英文氏を破って当選している。(注3:2010年10月に直轄市に昇格した新北市。同年11月末に行われた選挙で、蔡氏は惜敗。)次の次への自身のポジションにも影響してこよう。

事故への対応、原因究明と罰則などを有権者が監視しているなか、病院を見舞った馬英九総統が失言した。

火傷を負った被害者に、「当日は、短パンだったの?」と声をかけ、プールでのイベントにも関わらず、まるで、長そで長ズボンならば被害を軽減できたのでは?とも受け取れる発言に、メディアは批判的な報じ方をした。

被害者のバックグランド、残された家族の状況が報じられ、政府の対応に厳しい目が向け始められる。これらは、来年(2016年)1月の総統選挙へも影響を与える。

 

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≪ 脚注 ≫

注1:傷患自行就醫 馬偕醫院爆滿 (中華電視公司、2015/06/28 06:56 )http://news.cts.com.tw/cts/general/201506/201506281629919.html#.VZKyfpUVgid

 

注2:今後の「Color Me Rad」の開催に関するお知らせ(株式会社ローソンHMV エンタテイメント、2015 年6 月29 日PDF)http://colormerad.info/pdf/20150629release.pdf

 

注3:5つの直轄市の市長選挙で国民党は3議席、民進党は2議席を獲得(台北駐日経済文化代表処、2010/11/29)http://www.taiwanembassy.org/JP/ct.asp?xItem=170768&ctNode=1453&mp=202

 


【自分イノベーション】「見た目年齢を7歳下げると旨くいく」

 

201306032319TBS@サワコの朝で、「年齢は端数を切って7掛けするの。で、おしゃれをしなさい」。 by 岸恵子

というつぶやきが流れてきて。

ふむ、僕は、「年齢は、見た目を7引いたぐらいにして)動きや考えは、さらに10サバを読むと、うまくいく。」と思ったのをきっかけに、連続ツィート。

ちなみに、SNSで使用している写真は、37歳の時に、みた目30歳ぐらい。それをずーと使いつづけ、初心忘れず。

 

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見た目年令1:実際の年令から、7つ引いたぐらいに見られること。あと、そこから、さらに5〜10才、バイタリティー維持する。特に、アラフォー世代。

ちょうど、30代の坂道上り、さて、もういっちょってところ。

 

見た目年令2:このとき、まあ、こんなものかと諦めたり、まだまだ、これからと、思うかで、違う。

42才で、7を引くと、35才。見た目の35才は、体重維持(ダイエット)。あとは、ファッション。あんまり若作り出来ないが、4〜5年着てきた洋服は、好みかもしれないが、一度切り替える。

 

見た目年令3:昨日、ローカルだと思うが、夕方、19:00前のNHKで、二子玉川からの中継。カラフルな色合いに、変身しているアラフォーがいた。

それは、主婦としてのファッションとして、似合ってた。これと、ビジネスウェアは、別。とても難しい。

あと、オンタイムとは別にオフタイム。

 

見た目年令4:休日出勤や、会社引越しなどの片付けで、ゴルフウェアに、古いジーンズだと、一発でアウト。

或いは、家族やパートナーと繁華街出掛け、同僚に見られるなど。

髪型、体型、ファッション、そして食べるもの。見た目年令維持するには、徐々に代謝に合わせ、セーブ。

 

見た目年令5:一方で、42歳引く7歳、見た目35歳の情報発信力は、最低でも、30歳。出来れば25歳を維持

やれやれ、課長になれたかではなく、プレイングマネジャーとして、院卒の新人の情報収集力、発信力を真似したい

時事に留まらず、文化芸能。アンテナの張り方は、知らないことを知る

 

見た目年令6:知らないことを知る。

知ってることをこと細やかに、薀蓄傾け、長話ではなく。知らないことの強化。

TLに流れてくるコンテンツの元の発信者を知る。フォロワー少なくても、頻度高ければ、フォロー。

あとは、情報の源流=メディアへのアクセス。二次加工ではなく、オリジナル

 

見た目年令7:30代の頃に比べ、情報や未知の世界への貪欲さがなくなったなら。

今一度。棚卸し。不要な時間や気遣い、仲間内の励ましあいをやめ、孤独に浸る。

自らに、第3の趣味や興味分野を無理やり作り出す。特に、一般教養としての、音楽や美術、文学。それも、苦手な分野、仕事以外。

 

見た目年令8:(この発想は、ポジティブあーたらではなく)普段着の中で、ルーチンとして、肩の力を抜き、取り込む。

片付けして一週間したら、もとの姿。トレーニングして、3日もすると、中断。

全て、オーバーワーク。時間やスペース、お金などの余裕ひねりながらの技となる。

 

見た目年令9:(とはいえ、若作りではないし、若者迎合でもない)

経験に裏打ちされ、慎重さを持ち、家族や部下への、アドバイス、メンターとして振る舞うための基本動作でもある。

見た目年令10:(追記)オリジナル情報、メディアコンテンツに接したとき、事実の把握と、その背景の解釈、置き換える癖。

そして、識者の解説の見立て、360度で、右と左、中央、両論併記者らを並べる。

好き嫌いではなく、一定時間経過し、ブレないものを自らの判断尺度に採用する。

 

見た目年令11:(追記2)オンタイム、オフタイムのファッション、体型、髪型は、家族や、友人、第三者のアドバイスも入れる。

(お店を鵜呑みに、しない)
(業種ごとのバイアスはある)

(より気を遣わない職種へのシフトが中高年の長生き、老けない秘訣)

 

以上

 

 

 


【海外リスク】海外出張、危険は直ぐ隣に(日経産業新聞5月1日付)

⒒.日経産業(iPhone)

 

少し前ですが、日経産業新聞の取材を受け、「海外出張、危険はすぐ隣に」として、掲載されました。

2015年5月1日(金曜日)付

以下、要点を捕捉しながらの解説。

 

(最近のケースだと、韓国のMERS、中国の揚子江での客船事故転覆などを想起し、置き換えること)

 

 

 

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日系企業の活動がよりグローバル化し、中小企業も否応なく海外へと向かう時代。危険な場所でも、売り込みに行けと発破をかけられる。

 

大手企業(メーカー)も商社などを見習い、様々な困難を経験し、自社のリスクマネジメント体制を構築してきたが、中小企業、新興企業(ベンチャー等)では、まだそこに至っていない。

 

かつて、90年代、まだ大丈夫だと高をくくっていたら、商社マンはいなくなり、同業他社メーカーもリスク対応していた。これに対し、のんびり構える自社の体質に辟易して、転職がよぎる。実際に、帰国後に退社した人も少なくない。

駐在員はそれなりに危険を察知するようになるが、急な出張先、不慣れな国。あるいは海外出張初心者では、どんなことに留意すべきなのだろうか。

 

(1)シグニフィカントデー(重要記念日)

海外出張や旅行でまず考えるべきは、祝日や祭日。大型連休に当たると仕事どころではないし、公共交通機関が人であふれかえる。

あと、大型イベントや展示会があるときなどは、ホテルが取りにくい。

インドやパキスタンなど、地域によっては、年末になると、列車の襲撃や爆破が起こる。特に国境沿いの紛争地帯では、それぞれの民族が、普段は普通に仕事や生活をしているのに、物騒になる瞬間が訪れる。やられたらやり返すなど、それぞれの地域での過去の出来事を把握し、巻き込まれないことも大事になる。

誰かが殺された、国が始まるきっかけとなった革命、隣国との紛争で勝ったなど歴史的にも重要となる日には留意が必要だ。同じく、それらが日本とどういう関係性を持つのかを考えておく。

 

(2)同じキーワードを含んでいる事件事故

米国で白人警官が黒人少年を手荒に扱ったり、死亡させたケース。それらが、キーワードとして注目されることで、類似ケースの発生に対しナーバスになり、デモなどの圧力と、その取り締まりで、次の事件を誘発する。

もともとあったものなのか、あるいは事件を契機にさらに増加したのか。原因と背景の特定は困難だが、注意喚起が必要だ。

 

(3)上司の武勇伝を鵜呑みにしない

初めての海外出張、海外旅行で、上司や同僚から色々な経験談を聞くだろうが、現在と当時では、若干、事情が異なることもある。だからといって、ネットで検索した「武勇伝」をそのまま鵜呑みにすると、こちらの外見や、たまたま出会った人との交流だったりする。

日本で危険なことは、現地でも危険である(深夜の辺鄙な場所でのトランジット、タクシーやバス待ち)。親しげに話しかけてくる外国人の日本語がうますぎる場合、留意が必要だ。

 

(4)他国の海外安全情報に接する

もう一つは、外務省などが海外安全情報を発表しているが、旅行会社や国と国の関係で、あまりに早い段階で「あの国は危険です」といった警告は出しづらい。

できれば、米国や英国が提供する安全情報に接することを薦める。米国では、CIAファクトブックというのが一般的である。ただし、それは、欧米諸国から見た欧米人への注意喚起であり、アジア人(日本も中国も韓国も台湾も香港も、欧米人からは区別がつかない)には、通じないケースもあるので、置き換えて考える。

 

(5)無理なスケジュールを避ける

日本からのヨーロッパ便は、トランジットのためのハブ空港に到着すると、日本時間では夜中の02:00、03:00になる。そこからさらに乗り換えて目的地に向かうと、現地到着は日本時間の翌朝05:00あたり。日本出発から考えると、24時間起きている状態になる。

海外出張前には、寝不足の日々。さらに前日準備で徹夜すると、二日間寝ていないことになる。そして、機内で酒を飲み、映画を見てはしゃいでいたツケが到着後に巡ってくる。

旅慣れてくると、ビジネスクラスで十分にリラックスし、現地での仕事に備えるが、海外出張初心者はエコノミークラス。狭い機内で十分寝られず、周りの騒音や旅行気分に引きづられ、ついつい気が緩む。

予算や日程など会社規定との兼ね合いもあるが、自分の身は自分で守り、格安チケットでは、トランジット時間が通常より長い場合もあり、ハブ空港(スキポールやシャルルドゴール)が便利だからと、無駄な時間を過ごす必要はない。

夏休み期間などには、空港そのものが、トランジット用のビジネスエリアの改装を行っている場合もあり、十分に休めない(閉じた空間、充電施設、シャワールームなど)のケースも少なくない。

 

(6)仲間内でつるまない

仕事の交渉が終わり、現地駐在員とちょっと一杯、お疲れ会をする。日本では当然の商習慣であるが、旅の思い出、旧交を温め合うなどで、つい数人でつるんで、店へ行く機会も多いだろう。

場所にもよるが、日本人同士、日本語での接待文化。店側もぼったくりやすい。こうしたぼったくりのトラブルをいくつも聞く。

最新ケースでは、中国の東北地方に、現地採用のために出向き、ぼったくりと分かって店を出ようとしたが、なかなか出してくれなかった例などがある。(飲んでいない空のビール瓶が机の下からごっそり出てくる。店の従業員への多額のチップを要求するなど)

リゾート地を訪れているのであれば、週末や夜用に、スーツではない服装を用意することも一つの発想だが、皆がスーツ姿でネクタイを外して歩いているなか、一人だけリラックスしたファッションも浮いていて、逆にターゲットにされやすい。

同僚や上司とつるんでいるときは、仲間内への配慮に意識が向かいがちだが、そこは冷静に、周囲の環境、特に、スリには気を付けたほうが良さそうだ。

 

(7)PCのパスワード管理、帰国後の変更

アポ先に出かけるときは、面倒だが、荷物=トランクの中に、貴重品やPCをしまっておく。カギをかける。万が一なくなっても大丈夫な内容のものを、出張用のPCにする。

(基本姿勢として、滞在ホテルの部屋は、清潔に整理整頓しておく。荷物が動かされているかを確認する)机の上にわざと小銭、お菓子、飲みものを置いて、チェックする。

 

もう一つは、パスワードが机の上の天井に設置されたカメラから盗み取られるケース。社会主義国、共産圏で、かつてあった手口だが、帰国後に、ログイン履歴などから身に覚えのないアクセスがあることで発覚する例もありうる。あらゆるところから、パスワードが見られていることに留意すべきだ。

 

(8)出張先の週末

タイトなスケジュールが無事終わり、“魔法の一日”がある場合は、留意が必要だ。週末だからと郊外に足を伸ばす、現地駐在員や現地採用の同僚が運転手を買って出る。

あるいは、借り上げハイヤーで一日ドライブ。

それよりは、ホテルお勧めのプランで一日観光するほうが確実であり、安全かもしれない。

無理なスケジュールで疲労がピークのときのリラックスには留意したい。

 

金曜日や土曜日、繁華街のクラブやレストランに、白人が多く集合する場合、それらが軍関係者であれば、爆破テロの標的になりやすい。

 

(9)帰りの空港

最後の最後に、スリや置き引き、偽物をつかまされるケースが後を絶たない。最新のiPhoneやアップルウォッチ。本物を見せてから受け渡すのは、グーグル稼働のなんちゃってというのもある。

ブランド品のコピーなのは分かっているけれど、つい購入。同僚への受け狙いのつもりだとしても、日本入国後に、没収される。

 

世話になった同僚から頼まれた日本への荷物。なるべく送ってもらうにこしたことはない。まして、空港で一緒になった人から、荷物が超過しているので、日本まで持っていってくれなどは、もっての外。

荷物に麻薬など違法なものが入っていると、摘発され、問答無用で有罪に。アジア諸国では、死刑判決にもなりかねない。

(海外旅行のケースでは、タイでトランジットして豪州に向かうツアーで、参加者全員がタイで旅行鞄を盗まれ、旅行会社のツアー担当者が急遽新品の鞄を買ってきたが、その旅行鞄の中に麻薬が仕込まれていて、豪州で有罪となったケースなどがある)

 

(10)会社側のマネジメント

上記は、出張者からの見立てだが、会社側としては、TOEICの得点だけでは、契約や交渉に不可欠な英語力は身に付かない。難しい交渉には、通訳や英語の得意なスタッフを派遣することを検討するのがよい。

そのとき、現地で英語が出来なくても、意思決定可能な経営層の同行。スピード化が欠かせない。

 

また、社員が今、どこに出張し、スケジュールはどうなっているかの把握。社員が自分で航空券を手配するのではなく、会社経由で購入し、第三国などへの出国を含め、管理する仕組みの構築。

 

あと、守るのは、正社員までなのか。アルバイトスタッフは?さらに子会社、孫会社については、役員までなのかなどの規定を設ける。緊急時に、どこまでが自社として守る範囲なのかを特定しておくこと。

 

リスクマネジメントにはコストがかかるが、ビジネスの仕組みとして整備することで、従業員、取引先の信頼を得られる。

 

以上